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[ActiveRecord]dependentオプションの使い分け方

Last updated at Posted at 2021-06-18

dependentオプションとは?

モデルのレコードがdestroyされたときの、関係付けされたモデルに対する挙動を定義するものです。

:destroy

関連付けられたモデルに対してもdestroyを実行することが出来る。

class User < ApplicationRecord
  # Userが削除された際に、それに関連付いているarticlesも削除される
  has_many :articles, dependent: :destroy
end

使い分け

  • 削除時に、指定したモデルのレコードも同時に削除したい場合。
  • ActiveRecoreを介してdestroyに関連した処理も実行したい場合。
  • 速度・サーバ負荷を気にする必要がない場合。

:delete/:delete_all

destroy時に指定したモデルに対して、ActiveRecordを介せずに直接SQLクエリ(DELETE)が実行されます。

class User < ApplicationRecord
  # has_manyの場合は:delete_allと記述
  has_many :articles, dependent: :delete_all

  # belobgs_to, has_oneの場合は:deleteと記述
  belongs_to :group, dependent: :delete
end

使い分け

  • 削除時に、指定したモデルのレコードも削除したい。
  • ActiveRecordを介さず、destroyに関連したフックを実行したくない。
  • 速度・サーバ負荷が気になる場合(高速処理が可能なため)。

:nullify

destroy時に指定したモデルの外部キーにnullが入れる。
※UPDATEのみなのでDELETEより負荷は軽いです。

class User < ApplicationRecord
  # Userが削除された際に、それに関連付いているarticlesのuser_idがnilに更新される
  has_many :articles, dependent: :nullify
end

使い分け

  • 削除されたレコードは残しておきたいが、参照先のない外部キーは防ぎたい場合。
  • レコードが増え続けても問題がない場合。
  • 自分のタイミングで削除を行いたい場合。
  • DELETEする負荷に耐えられない場合。

:restrict_with_exception

親レコードを削除するとき、子レコードがある場合はActiveRecord::DeleteRestrictionErrorを発生させる。
そのため、子レコードを先に削除しておく実装が必要になる。

class Category < ApplicationRecord
  # itemを削除してからでないと、categoryを削除できない
  has_many :items, dependent: :restrict_with_exception
end

使い分け

  • 子要素があるときに削除されては困る場合。

:restrict_with_error

親レコードを削除するとき、子レコードがある場合は削除できず、親レコードにエラー情報が付加される。

class Category < ApplicationRecord
  # itemが関連付いている場合は、categoryを削除できずにエラー情報が付加される
  has_many :items, dependent: :restrict_with_exception
end

使い分け

  • 子要素があるときに削除されては困る場合。

参考

[【Rails】ActiveRecordの:dependent使い分けまとめ【:destroy, :delete, :nullify】]
(https://dorarep.page/articles/rails-dependent)

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