この記事はDigital Identity Creative Div. Advent Calendar 2019の24日目です。
ガントチャート描いてますか?ディレクターの必須要件である「進捗管理」を行うには、エクセルから始まるスケジュール作成の試練が待っています。ページ数が多いサイトや、外部サービスや他サービスとの連携、チームの稼働管理など、スケジュールを管理する人がいることでプロジェクトがスムーズに進む事が多いでしょう。
スケジュール管理にはガントチャート
多くの進捗管理ツールには、カレンダー表示やガントチャート機能が備わっています。これらは時系列で情報を可視化することができ、ぱっとひと目で状況を把握できる優れた機能です。なかでもガントチャートは、人気のBacklogやTrello、Redmineなどにも搭載され、馴染み深いものになりつつあります。
依存関係を作れるガントチャートがとにかくオススメ
https://qiita.com/2nose/items/f64904e887a47844eb92 でも書きましたが、変更管理に強いツールが最も重要です。作って終わりにならないためには、更新できる・変更できることの敷居をさげる必要があります。
依存関係を作れるガントチャートの場合、先行タスクのスケジュールが伸ばした場合、後方タスクも起点日が伸びます。このように自動でチャートが動くことで、チマチマと動かす作業がなくなり、サクサクと管理できるようになります。
Windowsでおすすめしたい「がんすけ2」は、入門用のガントチャートツールとしてオススメ
がんすけ2というツールをご存知でしょうか? がんすけ2
Windowsで動作するフリーウェア・シェアウェアのガントチャートい作成ツールです。
「がんすけ」の特徴
「がんすけ」は、ガントチャートで表現されるスケジュール表を作成するソフトです。カレンダー上にマウスでチャートを配置して、スケジュール表を作成します。配置したチャートはマウスで移動させたり長さを変えることができますので、予定の変更もとても簡単です。
カレンダー表示単位はワンタッチで1日~2年間の範囲で切り替え可能なので短期、長期の複数の視点で計画が立てられます。
「がんすけ」のデータは高い汎用性をもつデータ交換フォーマットとして普及してきたXMLで保存されます。XMLを扱える他のアプリケーションでのデータの活用など、さまざまな方法で再利用が可能です。また、任意のXSLを指定をすることも出来ます。```
マウスでグリグリできるガントチャートという印象ですが、インストール型のアプリらしく、立ち上がってからの安定感ある動き、印刷時のきれいなレイアウトなど、なかなか味わい深いアプリなので。印刷がきれいというのは、客先に提出する資料としては非常に優れていますよね。見づらいスケジュール表は、なかなか状況が見えづらくなりがちです。
とにかくフリーウェアもあるので、Windowsユーザーの方はぜひ一度利用してみてください。
Macでがんすけを動かす
MacでもWindowsアプリを動かす方法はいくつかあります。今回は、Wineで動かしてみました。
Wineのサイト。右側にDownloadがある。
Mac版のWineダウンロードページ
できるだけ最新版をインストールしましょう。
まずはWineをインストールします。ダブルクリックでインストールできますので、詳細は割愛します。
次に、がんすけをダウンロードしましょう。
がんすけ
対応OSがWindowsになっていますが、気にせずダウンロードします。
ZIPファイルを解凍すると、WineアイコンのSetup.exeが見えるようになります。
Setup.exeをダブルクリックします。
おなじみのWindowsのアプリインストール画面が表示されます。あとは画面に従ってインストールしましょう。
これでインストールは完了です。
Wineでがんすけを動かす!
Wineを使ってがんすけでかんたんなガントチャートを作成依存関係をもたせたチャートもかんたんに作成でき、タブで期間を変更して俯瞰しながら負荷情報をみることもできます。実は、負荷状況は別途グラフに表示されるので、そこでも確認ができます。
Web系の案件にあっているかというとそうでもないのですが、業界問わずで利用できるのがガントチャートの良いところ。がんすけはIT系というよりは、現場の工程管理をかんたんに可視化できるツールのイメージが強いです。そしてなにより、とても使いやすいです。
今回はWineで動かしましたが、やっぱりWindows機で動かすのが一番いいですね。文字もきれいに出るし。
最後に
最近はクラウドサービスがほとんどなので、PCにアプリをインストールすることも少なくなりました。しかし、外出が多い人はネット環境がないと動かないアプリよりも、ローカルにインストールするほうがメリットがあるケースもあります。
使用するアプリも、ケースバイケースで使いこなせるといいですね。
明日は、おまつさんです。