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「一歩ずつマスターする論理学入門」第一章のまとめ

Last updated at Posted at 2025-05-11

「一歩ずつマスターする論理学入門」第一章のまとめ

注意:この記事は学習途中の内容をまとめたものであり、誤りを含む可能性があります。

間違いがあれば、ぜひご指摘いただけると幸いです!

論理学を学び始めて、自分なりに感じた点を整理するためにこの記事を書いています。
内容としては、「一歩ずつマスターする論理学入門」を参考にします。また、この本は読者対象として哲学を学ぶ人を想定しています。

同じように論理学を学ぶ方のヒントになったり、「これはちょっと違うかも!」とコメントをいただける場になれば嬉しいです。

目次

はじめに

論理学の対象は推論や論証とよばれるもの。このことから説明をはじめます。

推論とは何か?

論理学では、ある主張(結論)を導くための根拠となる主張(前提)との関係を「推論」と呼びます。

  • 前提:すべての人間は死すべき存在である。
  • 前提:ソクラテスは人間である。
  • 結論:ソクラテスは死すべき存在である。
    これらの関係を推論と呼びます、

命題とは?

命題とは、またはを問うことができる文のことです。

命題の例

  • 「今日は雨が降っている。」
  • 「2は偶数である。」

命題でない例

  • 「こんにちは!」(挨拶)
  • 「ドアを閉めてください。」(命令)
  • 「明日は晴れますか??」(疑問)

推論の妥当性と命題の真偽

推論を評価するには、以下の2点を考慮します。

  • 命題それぞれの「真偽」
  • 推論自体の「妥当性」

妥当な推論:前提がすべて真 → 結論も必ず真
妥当でない推論:前提がすべて真 → 結論が真とは限らない。

オイラー図による推論の視覚化

視覚的に推論の妥当性を確かめたいとき、オイラー図が有効なことがある。ベン図と違って網羅性を変えやすいので、推論で注目したい部分の視覚化に便利(?)

命題論理と述語論理

論理の種類 特徴
命題論理 命題を基本単位とし、否定・含意・連言・選言を扱う
述語論理 名前・述語・量化子(全称 ∀、存在 ∃)

述語論理は命題論理を拡張したものと捉えるとよいと思います。

矛盾と整合性

  • 矛盾:命題の集まりが同時にすべて真になる状況が存在しない
  • 整合性:命題の集まりがすべて真になる状況が少なくとも1つは存在する

演繹的推論と帰納的推論

  • 演繹的推論:前提が真 → 結論も必ず真
  • 帰納的推論:前提が結論を支持するが、必ずしも結論が真になるとは限らない

おわりに

今回は「一歩ずつマスターする論理学入門」の第1章をまとめました。最終的には述語論理の証明論の基礎までゆっくり気長にですが、掘り下げていきたいと思います。次は第2章を中心に扱う予定です!ご指摘・コメントをいただけると学びになります!

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