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anyenvの環境構築

Last updated at Posted at 2020-05-10

この記事では個人的にお勧めなanyenvのインストール方法と使い方について簡単に紹介していきたいと思います。

anyenvのダウンロード

まず、anyenvのソースをGitHubからcloneしてきます。

git clone https://github.com/anyenv/anyenv ~/.anyenv

pathを通す

コマンドを叩けるようにパスを通しましょう。

  • bashの場合
echo 'export PATH="$HOME/.anyenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
echo 'eval "$(anyenv init -)"' >> ~/.bash_profile
  • Ubuntu DesktopやWindows Subsystem for Linuxの場合
echo 'export PATH="$HOME/.anyenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(anyenv init -)"' >> ~/.bashrc
  • zshの場合
echo 'export PATH="$HOME/.anyenv/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
echo 'eval "$(anyenv init -)"' >> ~/.zshrc
  • Fish shellの場合
set -Ux fish_user_paths $HOME/.anyenv/bin $fish_user_paths
echo 'eval (anyenv init - | source)' >> ~/.config/fish/config.fish

環境によって違いますので、自分の環境に合った方法でpathを通しましょう。

私のおすすめは以下のように通す方法です。

.zshrc
if [ -e "$HOME/.anyenv" ]
then
    export ANYENV_ROOT="$HOME/.anyenv"
    export PATH="$ANYENV_ROOT/bin:$PATH"
    if command -v anyenv 1>/dev/null 2>&1
    then
        eval "$(anyenv init -)"
    fi
fi

上記のように記述しておくと.bash_profile.zshrcなどをanyenvを入れない環境へコピーしたときにもエラーになりませんし、不要なパスを通すこともありません。

シェルを再起動する

pathを通したらログインシェルを再起動して新しい設定ファイルを読ませましょう。

exec $SHELL -l

コマンドが正しくインストールされているかも確認しましょう。

anyenv --version

プラグインをインストールする

anyenvで〇〇envをインストールするためにanyenv-installのプラグインが必要になります。
これは、どこから何を持ってくるのかを示しているプラグインです。
macOSであれば、~/.config/anyenv/anyenv-install/にインストールされます。
以下のコマンドを叩いてインストールしましょう。

anyenv install --init

anyenvの使い方

ここまでの準備ができていれば、anyenvは以下のようにして使うことができます。

〇〇envのインストール

# インストールできる〇〇envを確認する
anyenv install --list

# 必要な〇〇envをインストールする
anyenv install rbenv
anyenv install pyenv
anyenv install nodenv

# シェルを再起動する
# 以前使っていた〇〇envはアンインストールするかpathを通らないようにしておくこと
exec $SHELL -l

これで、インストールした〇〇envを使うことができます。

〇〇envのアンインストール

〇〇envを消したい場合はuninstallコマンドを使います。

anyenv uninstall nodenv

anyenvのアップデート

anyenvをアップデートしたい場合は以下のようにします。

(cd "$(anyenv root)" && git pull)

anyenvでインストールできるコマンドのリストをアップデートしたいときは以下のコマンドを実行します。
これを実行してから〇〇envをインストールすることで最新の〇〇envをインストールできます。

anyenv install --update

anyenv-updateというプラグインを入れると、anyenv updateでanyenvと〇〇envを全てまとめてアップデートすることができます。

インストール方法はpluginsディレクトリを作って、その中にGitHubからcloneするだけです。

mkdir -p $(anyenv root)/plugins
git clone https://github.com/znz/anyenv-update.git $(anyenv root)/plugins/anyenv-update

anyenv update

anyenvのアンインストール

~/.anyenvのディレクトリを消すだけです。

rm -rf $(anyenv root)

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上でanyenvのインストール・使い方は一通り終了です。
他にもいろいろな機能がありますので、公式のドキュメントを参考にして使っていってください。

参考

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