Smart Note アプリ
1. 解決する課題と解決案
🔍 情報の迷子問題
- 課題: ノートのどこに書いたのかがわからない
- 例: 重要な情報を書いたはずなのに、後から探すときに見つからない
- Smart Noteでの解決案: 全文検索機能とカテゴリー分類により、キーワードから瞬時に該当ノートを発見
❓ 疑問の放置問題
- 課題: ノートに書いた疑問点をそのままにしてしまう
- 例: 「あとで調べよう」と思った疑問が解決されないまま蓄積
- Smart Noteでの解決案: 重要ポイント機能で疑問を明確化し、追跡可能な形で管理
📚 分野の混在問題
- 課題: 一冊のノートにいろんな分野のものを書いてしまう
- 例: 数学、歴史、プログラミングなど異なる分野が混在し整理困難
- Smart Noteでの解決策案: 自動カテゴリー分類と検索フィルターで分野別整理を実現
2. アプリの紹介
📱 "SmartNote"
コンセプト
「書いて、撮って、見つけて、学ぶ」- 手書きノートとデジタルの良いとこどりを実現するスマートノートアプリ
ターゲットユーザー
- 学生:講義ノートの整理と復習効率化
- 社会人:会議メモやアイデアノートの管理
- 研究者:大量の資料とメモの体系的整理
- 学習者:資格試験や語学学習の進捗管理
利用シーン
- 授業・会議中: 手書きでメモを取る
- 帰宅後: スマホでノートを撮影・OCR
- 復習時: キーワード検索で関連ノートを一括表示
- 疑問発生時: AI が即座に解答を提供
- 試験前: カテゴリー別に体系的に復習
3. アプリ内機能紹介
📸 スキャン機能
現在の状況:
- 手書きノートの写真のアップロード可能
- OCR技術による文字認識(文字の認識度:低)
強化提案:
- カメラ起動とスキャン機能
- 手書き文字認識精度の向上
- 斜め撮影の自動補正
🏷️ カテゴリー機能
現在の状況:
- 会議(12)、プロジェクト(8)、アイデア(6)、研修(4)、個人(2)など
- 営業戦略、売上目標、新商品、マーケティングのタグ付け
強化提案:
- AI による自動カテゴリー推定
- ユーザー独自カテゴリーの学習機能
🔍 検索機能
現在の状況:
- 「システム」などのキーワード検索
- 検索結果(1)件で該当ノートを表示
強化提案:
- あいまい検索(類義語対応)
- 複数キーワードのOR/AND検索
📝 重要ポイント機能
現在の状況:
- 「第3四半期の売上目標達成のための具体的な施策は?」
- 「新商品のマーケティング戦略は?」
- チェックマークでの完了管理
強化提案:
- AI による疑問文の自動抽出
- 未解決項目のリマインド機能
- 関連する過去の解決例の提示
📊 比較機能
現在の状況:
- 2つのノート間での比較表示
- 文字認識精度(95% vs 88%)の可視化
- カテゴリー、キーワード、優先度の比較
強化提案:
- 時系列での内容変化の追跡
- 複数ノート間での共通点・相違点分析
- 学習進捗の可視化
4. 推しポイント
🌟 手書きの良さを残しつつデジタルの利便性を実現
- ペンと紙の書き心地はそのまま
- でも検索・整理はデジタルの強み活用
- 「書く」行為による記憶定着効果を維持
⚡ AI による学習支援の革新性
- 単なるデジタル化ではなく、AI が学習パートナーとして機能
- 疑問を放置せず、その場で解決する仕組み
- ユーザーの学習スタイルに合わせた個別最適化
📊 継続的な学習効果の可視化
- 検索履歴から学習の軌跡を分析
- 疑問解決率や知識の関連性をグラフ表示
- 成長実感により学習モチベーション向上
5. 差別化ポイント
📚 vs 一般的なメモアプリ
- OCR特化: 手書き文字認識に特化した高精度処理
- 学習支援: 単なる記録ではなく、能動的な学習支援機能
- 分析機能: ノート内容の深い分析と知識の関連付け
🤖 vs AIノートアプリ
- 手書き重視: 手書きノートとの親和性を最優先
- 実用性重視: 学術的興味より実際の学習効果を優先
📱 vs 従来のスキャンアプリ
- 知的処理: 単なるPDF化ではなく、内容理解と分析
- 学習文脈: 教育・学習シーンに特化した機能設計
- 継続的価値: 一回の変換ではなく、長期利用での価値向上
6. 感想
今回のハッカソンを通して、「0から1を生み出す」ことの難しさを身をもって体験しました。特に、ふんわりしたアイデアを具体的な機能に落とし込む作業や、限られた時間の中での優先順位づけにはかなり悩まされました。加えて、理想の構想と技術的制約とのギャップにも多く直面しました。
一人で企画から実装、テストまですべてを担当したことで、自分の得意・不得意がより明確になり、時間管理の大切さも実感しました。完璧を求めすぎず、「まずは動くものを作る」ことの重要性に気づけたのも、大きな収穫です。
また、他の参加者との会話や情報交換から得られる視点も非常に刺激的で、個人開発だけでは得られない学びも多くありました。
この経験を糧に、今後も「作りたい」を形にしていく力を伸ばしていきたいです。