Version: Kingston
前回の記事ではREST APIを利用してServiceNowにIncidentを起票してみましたが本記事ではEmailでIncidentを起票してみます
[REST API ExplorerのコードサンプルでServiceNowインスタンスにHTTP Request(POST)を飛ばしてIncidentを起票する]
https://qiita.com/20_percent_cooler/items/ce23175f25c87bb08ea6
作るもの
ServiceNowのインスタンスで受信(Inbound)メールの内容で
Incidentを起票します
メールを受信する設定
Filter navigatorに"email properties"と入力してメニューを絞り込むなどして[System Propertiy] - [Email Properties]を表示します
[Email Properties]の"Inbound Email Configuration"のEmail receiving enabledをチェックして有効にして
[Save]します
受信(Inbound)メールでのActionの確認
※何も編集していなければ以下の設定になっていると思います
Filter navigatorに"inbound"などと入力し[System Policy] - [Inbound Actions]を選択して"Create Incident"のActionが有効(Activeがtrue)になっていることを確認します
"Create Incident"をクリックしてTargetがIncidentになっていてWhen to runに特に設定がないことを確認しますこの状態だと無条件でメールを受信したときに実行されます特定の件名のときにだけ実行したいときなどはConditionでSubjectがcontainで特定の件名が含む文字列を指定するとかで実現できます
Actionが以下の内容になっていることを確認します
Scriptの中ではIncidentのどの項目に何の値を設定するかなどをが記述されている様です例えば5行目はメールの件名をIncidentのShort Descriptionに設定しています
current.short_description = email.subject;
Scriptを編集するにはオリジナルをそのまま編集して保存しても構いませんがオリジナルを残して置きたい場合はNameを変更して画面上部の灰色部分で右クリックして表示されるメニューからInsertかInsert and Stayを選択することで別名で同じ内容のActionが追加されるのでそちらを編集してみます
メール受信でのIncident起票の確認
メール送信
インスタンス名@service-now.comにメールを送信しますdeveloperインスタンスだとdev*****@service-now.comになっているはずです
[Email accounts | ServiceNow Docs]
https://docs.servicenow.com/bundle/london-servicenow-platform/page/administer/notification/concept/c_EmailAccounts.html
By default, the ServiceNow POP3 server provides each instance with its own mailbox at the address instance@service-now.com.
最近お気に入りのprotonmailからメールを送信してみます
メール受信
[System Mailboxes] - [Received]でメールが受信出来たことを確認します
[Incident] - [All]でIncidentが起票出来たことが確認出来ました
※ヘンなメールが届いても困るのでdeveloperインスタンスのEmail receiving enabledは普段は無効にして置こうと思います