Version: New York
ServiceNowにはDomain Separationという仕組みがあり1つのインスタンス上で複数の利用者のデータを分離することが出来ます(分離されるのはテーブルでは無くレコードです)ユーザーは自分が所属しているDomain(と基本的にはその下位のDomain)のレコードしか扱えません以下はDomain Separationを有効にしたdeveloperインスタンスのDomain Mapの画面です
この記事ではdeveloperインスタンスでDomain Separationを有効にする手順を説明します
Pluginの有効化
Pluginは通常であればFilter navigatorにpluginなどと入力して表示される[System Defenition] - [Plugins]で目当てのものを探して有効化するのですが(例えばこちらは日本語化Pluginの有効化手順)
[ServiceNowのdeveloperインスタンスを日本語化する]
https://qiita.com/20_percent_cooler/items/ca2dfe6a8764f8b76baf
Pluginの画面でDomain Separationを探すも見つかりません(どうもServiceNowの別プロダクトのように扱われる大き目のソリューション?の有効化はこちらの画面では出来ないようです)
developerインスタンスを管理するWebサイトで[Manage] - [Activate plugin]を選択します
そうするとActivateするPluginを選択するダイアログが表示されるので
[Type to Filter Plugin]にdomainなどと入力してDomain Support - Domain Extensions Installerの[Activate] - [Activate plugin with demo data]を選択します(慣れてる人はwithout demo dataの[Activate plugin]でいいと思います)
実行すると終わったらメールが届くと書かれたダイアログが表示されます
Domain Separationが有効化されたインスタンスにログインするとアプリケーションメニューにDomain Adminが追加されています
画面右上の歯車アイコンをクリックするとSystem Settingのダイアログが表示されますShow domain picker in headerを有効にするとユーザ名の左に自分が今操作したいDomainを選択するPickerが常に表示されるようになるので便利ですSystem SettingのDomainというコントロールと同じ動作をするようです
Domain Separationについて
Domain Separationを利用することで基本的には1つのインスタンス上で複数の利用者のデータ(レコード)を分離することが出来るのですが(以下はServiceNowのドキュメントです)
[Understanding domain separation | ServiceNow Docs]
https://docs.servicenow.com/bundle/newyork-platform-administration/page/administer/company-and-domain-separation/concept/c_DomainSeparation.html
Domain Separationで分離することが出来るもの/出来ないもの(Domain Separation非対応のテーブルでは全てのDomainからレコードを参照される)/機能などが制限されるものがあるため
[Understanding domain separation | ServiceNow Docs]
https://docs.servicenow.com/bundle/london-platform-administration/page/administer/company-and-domain-separation/reference/domain-separated-apps.html#domain-separated-apps
利用する際には慎重に検討する必要がありそうです