本記事では生成AIを使うにあたって
- 注意点・リスク
- 参考になりそうなURL等
をまとめとして記載します。
生成AIとどう付き合うべきか
生成AIを使用するにあたってのリスク
1.機密情報の漏洩
生成AIは性能向上のために入力したデータを学習材料として使用してしまうことがありえます。
そのため生成AIに機密情報や社外秘情報を与えてしまうと、生成AIサービスを使用している他のユーザーに情報が漏洩する可能性があります。
2.著作権等の権利侵害
生成AIの中には、インターネット上の情報を元に生成するものがあります(ChatGPTなど)。
インターネット上の情報は著作権者の表示がはっきりしないものがあったり、無断転載・引用している情報も公然と公開されているため、これらを情報ソースとして生成AIが利用してしまうケースがあります。
そのため意図せず著作権・プライバシーの侵害につながる場合もあります。
3.情報の真偽性
インターネット上の情報や蓄積された情報を元に生成AIが作成するため、情報が正しいかどうかの保証はありません。
そのため根拠や裏づけを精査して使用する必要があります。
4.雇用の減少・人間の知能の衰退
生成AIを使用することで、普段から人間が行っていた作業をAIが行うようになり雇用の減少が見込まれます。
さらにAIに頼ることで自ら考えることが少なくなり、知能の衰退につながる可能性もあります。
5.責任の所在
誤情報の拡散や不適切な内容の生成が行われた場合に、開発者・ユーザー・AIのどれに責任を負ってもらうのかが不明瞭になります。
倫理や道徳を考えて情報の拡散や生成を行う必要があります。
リスクを鑑みてどう使うべきか?
- AIが生成した回答、出力物を編集・精査せずそのまま使用するのは避ける
- 調べ物に使用する場合は回答を元に裏取りを必ず行う
- プログラムコードを生成してもらった場合はコーディングの参考にする程度にとどめ、生成されたソースをそのまま使うのは極力避ける
- 個人情報、機密情報等、入力していい情報なのか確認してからプロンプト入力を行う
生成AIの使用にあたり参考になりそうなもの
プロンプト・エンジニアリングについて
以下のページを参考にしました。
深津式プロンプト・システムでChatGPTを最大限に活用する方法
https://note.com/discovery_ai/n/nb42d8fba539d
【ChatGPT】個人的お気に入りプロンプトまとめ
https://qiita.com/ryome/items/6b04cfdc25a2559902c8
初学者に贈る、プロンプトエンジニアリング入門 LLMを“効率的”に使うためのテクニック
https://logmi.jp/tech/articles/329114
【ChatGPT】プロンプトエンジニアリングの基本から応用まで
https://www.seraku.co.jp/pr-site/newtonx/column/01.html
IBMi向けの言語モデル
- RPG Copilot
RPG CopilotというRPGコーディングに特化したChatGPTの言語モデルが存在します。
(記述などは英語ですが日本語でプロンプトを書いても問題なく対応してくれます。)
Safuraiというところが作成元で、他の言語でもいくつか同様の言語モデルがリリースされているようです。
https://www.safurai.com/gpts
使ってみて今のところ通常のChatGPTでコード生成した場合とあまり使い勝手は変わらないように感じます。。アップデートに期待しましょう!
- 言語モデルの探し方
ChatGPTにサインアップすると色々な言語モデルを検索することができます。
https://chatgpt.com/gpts
IBMiやAS400といったワードで検索すると色々と言語モデルが出てきますので、試してみるのも良いかと思います。※使用は自己責任で!