Auroraのメンテナンスを適用した際の手順と作業時間をメモ
経緯
AWSから「New Operating System update is available」を2023/5/6までに適用していないと自動適用する旨の案内を受領。
ただ、DBインスタンスに保留中のメンテナンス「New Operating System update is available」の表示がない。
案内メールにクラスターの保留中のメンテナンス「Upgrade to Aurora PostgreSQL 11.16.5」を適用しないとDBインスタンスの「New Operating System update is available」は表示されない旨の記載あり。
もし5/6までに手動で適用しなかった場合はクラスターのメンテナンスも適用されるらしいので、手動でクラスターのメンテナンスとDBインスタンスのメンテナンスを適用することとなった。
環境
DB クラスター
エンジン:Aurora postgresql 11.16
キャパシティータイプ:シングルマスター
リージョン:ap-northeast-1
DB インスタンス
インスタンスクラス:db.r5.large
AZ(ライター):ap-northeast-1c
AZ(リーダー):ap-northeast-1d
手順
1. DBクラスター-メンテナンス適用
(1) AWS Management Console にサインインし、Amazon RDS コンソールを開く
(2) ナビゲーションペインで、[データベース] を選択
(3) DBのクラスター名を選択し、[メンテナンスとバックアップ]タブを開く
(4) 保留中のメンテナンスを選択し、[今すぐ適用]を押下
(5) DBクラスターのステータスが[利用可能]となることを確認
2. リーダーインスタンス-メンテナンス適用
(1) DBのリーダーインスタンス名を選択し、[メンテナンス]タブを開く。
(2) 保留中のメンテナンスを選択し、[今すぐ適用]を押下
(3) DBインスタンスのステータスが[利用可能]となることを確認
3. DBインスタンスフェイルオーバー
(1) リーダーインスタンスを選択し、[アクション] - [フェイルオーバー]を押下
(2) DBインスタンスのリーダーとライターが逆になったことを確認
4. (元)ライターインスタンス-メンテナンス適用
操作方法は「2. リーダーインスタンスメンテナンス適用」と同じのため割愛
5. DBインスタンスフェイルオーバー
操作方法は「3. DBインスタンスフェイルオーバー」と同じのため割愛
作業時間
作業名 | 時間 |
---|---|
DBクラスター-メンテナンス適用 | 18分 |
リーダーインスタンス-メンテナンス適用 | 14分 |
DBインスタンスフェイルオーバー | 2分 |
(元)ライターインスタンス-メンテナンス適用 | 12分 |
DBインスタンスフェイルオーバー | 1分 |
余談
実際は[リーダーインスタンス-メンテナンス適用]は40時間以上かかった。
ライターインスタンスを基に新たなリーダーインスタンスを作成し、新リーダーインスタンスにメンテナンスを適用すると上記の時間で終了した。
40時間かかったことはそのうち投稿するかも…?