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MacでStorXノード管理:IPアドレスを使ったChromeタブ自動起動

Last updated at Posted at 2024-09-21

はじめに

StorXノードを複数運用していると、IPアドレスを使ってノードの状態を確認する場合、いちいち手動でChromeのタブを開くのは時間がかかりますので、各ノードの管理を効率的に行いたくなります。このガイドでは、Macを使ってStorXノードのIPアドレスに基づくタブを自動で開く手順を説明します。

まず、簡単なIPアドレスリストの作成方法から始め、Bashスクリプトを使ったChromeタブの自動化手法までステップごとに解説しています。手動作業を自動化することで、日々の作業効率を大幅に向上させることができると思います。StorXノードを複数管理している方に最適な方法です。

1. IPアドレスリストの作成

Mac上で任意のフォルダに、以下のStorXノードのIPアドレスリストをテキストファイルに保存します。ファイル名は ips.txt とします。

1-1. nano でファイルを作成・編集

nano を使ってファイルを編集するのはとても便利です。以下は nano を使ってIPアドレスリストを保存する方法です。もちろん、vimでも結構です。

まずMacのターミナルで次のコマンドを入力して、ips.txt ファイルを開きます:

1-1
nano ips.txt

1-2. IPアドレスリストを入力

以下の例のように、IPアドレスを入力して、nano エディタ内に貼り付けます:

これらのIPアドレスは例に過ぎません。ご自身で編集してください。

1-2
12.345.88.99
66.321.84.208
369.10.654.77
98.678.88.123

1-3. 保存して終了する

IPアドレスを入力したら、以下の手順で保存します。

Ctrl + X を押して終了し、Y で保存を確認し、Enter で確定します。

これで、ips.txt ファイルにIPアドレスリストが保存されました。

2. Bashスクリプトの作成

次に、スクリプトを作成しますが、このスクリプトは ips.txt にある各IPアドレスに対して、http://IP_ADDRESS:14002にアクセスするタブをChromeで開くというものです。

2-1. catコマンドを使用

まずcatコマンドを使ってスクリプトを作成する際、以下の手順に従うとスクリプトを正しく保存できます。注意点としてスクリプトと ips.txt を同じディレクトリに配置してください。

ターミナルで以下のコマンドを実行します:

2-1
cat > srx_chrometabs.sh

2-2. スクリプトのコード設定

次に、スクリプトの内容を入力します。以下のコードを貼り付けます:

2-2
#!/bin/bash

# テキストファイルからIPアドレスを読み込む
while IFS= read -r ip
do
 # MacOSのChromeで新しいタブを開く
 /Applications/Google\ Chrome.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome "http://$ip:14002" --new-tab
done < "ips.txt"

入力が完了したら、Ctrl + D を押して、cat コマンドを終了し、ファイルを保存します。

3. スクリプトの実行

以下のコマンドをターミナルで実行して、スクリプトを実行可能にします。

3-1. スクリプトに実行権限を付与

次のコマンドで、srx_chrometabs.shファイルに実行権限を付与します。

3-1
chmod +x srx_chrometabs.sh

3-2.スクリプトを実行

次に以下のコマンドでスクリプトを実行します。

./srx_chrometabs.sh

4. 確認

この手順を実行すると、Chromeで http://IP_ADDRESS:14002 という形式でそれぞれのIPアドレスに対するタブが順次開かれます。

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