Godotとは
無料、オープンソースの2D、3Dゲームエンジン。
Unityは価格が高いので、インディーゲーム開発はこのエンジンを使うケースが増えてるらしい。
今回は、一度html,wasm,jsでexportしてみて、Webアプリへの導入の可能性を探る。
公式サイト
日本語ドキュメント
インストール
https://godotengine.org/download/windows
ダウンロードはここ↑から。
今回はWin 64bitのSTANDARD VERSIONを選択。
ダウンロード&解凍してみるとなんと50MB!軽い!
サンプルみてみる。
https://github.com/godotengine/godot-demo-projects
サンプルはここ↑から一式ダウンロード。
godot-demo-projects\2d\dodge_the_creeps\project.godot
をアプリで開く。
↓
「F5」を押すと、ゲームが再生される。
このデモは、公式ドキュメントのGETTING STARTED > Step by step > Your first gameでつくるゲームの完成形です。
Exportしてみる
Export Templateをダウンロード
Editor > Manage Export Template から3.1.2.stableをダウンロード
※これ400MB強あるので、ちょっと時間がかかります。
HTML5 Presetを追加 & Export
Project > Export からHTML5 Presetを追加
↓
パネル下のExport Projectボタンで任意のディレクトリにExport
以下のようなファイル構成でExportされます
Export directory
|- index.html 7kb
|- index.js 326kb - Glue code
|- index.pck 2,061kb - 画像などのResource
|- index.png 22kb
|- index.wasm 17,424kb - Godotのメインコード
.pckの2MBは最適化できるとして、
なんと.wasmは17MB!
ブラウザで表示
ExportしたファイルはWebサーバ立てないと動きません。
どこかのWebサーバにアップするか、
Python使えば、上のExport directoryで以下のコマンドをたたいて http://localhost:8000 で動作確認できるようになります。
# Python2
> python -m SimpleHTTPServer
or
# Python3
> python -m http.server
見れた!
その他、web版の特徴として以下とのこと。
現在、HTML5 プラットフォームでは次の機能を使用できません:
スレッド
GDNative
C#
エンジンとオペレーティングシステム間のクリップボード同期
class_HTTPClient および class_WebSocketClient 以外のネットワーク処理
※GDNativeは制作にC,C++の言語を使える機能
まとめ
- godotのwasm容量は最低でも17MB ※2020/02時点
- Web版の場合は、C,C++制作には対応していないので、GDScriptというオリジナルScriptでつくる必要がある。
というところをみるとまだまだweb仕事で使うには敷居が高そうですね。
世の中の流れの通り、Unityの代わりのゲーム制作ツールとして使う分には良いのではないでしょうか。