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MiddlemanでbuildしたコンテンツをCircle CI経由でAmazon S3に同期する

Last updated at Posted at 2016-08-15

この記事は“Build and deploy static sites w/ Middleman, CircleCI and Amazon S3”を実際にやってみた、といった内容です。

Amazon S3の画面についての説明が冗長になってしまった気もしますが、自分自身も四苦八苦した所なので記載しておきます。

必要なモノが少ないので、とにかくCircleCIを動かしたいという場合にはちょうどいいのではないかと思います。

手順

  1. Middlemanのプロジェクトを作成しbuildしてGitHubにプッシュ
  2. Amazon S3の各種設定を行い、(1.)でbuildしたファイルをアップロード
  3. CircleCIの設定を行う

結果:masterをGitHubにプッシュするとCircleCIのビルドが走り、S3のコンテンツが同期する

Middlemanのプロジェクトを作成する

middleman init <project-name>

インストール済みのMiddlemanは3.3.12でした。

middleman-s3_syncをインストール

middleman-s3_syncというgemが必要なのでGemfileに追記してbundle install

Gemfile
gem 'middleman-s3_sync'

middleman-s3_syncの設定

config.rbにmiddleman-s3_syncの設定を追記します。

config.rb
activate :s3_sync do |s3_sync|
  s3_sync.bucket                 = '<your-backet>'
  s3_sync.region                 = '<your-backet-region>'
  #s3_sync.aws_access_key_id     = '<your-access-key>' // remove
  #s3_sync.aws_secret_access_key = '<your-secret>'     // remove
end

s3_sync.aws_access_key_ids3_sync.aws_secret_access_keyについては、あとからCircleCI側で設定するので削除します。

config.rbにこれらを書いたままGitHubにプッシュすると、謎のアドレスからAWSの機密情報をリモートにプッシュしないで、という指摘のメールが届きます。すごいですね :flushed:

CircleCIの設定ファイル追加

CircleCIの設定ファイルを追加します。まだ、詳細はよくわかりませんが、とりあえず動いたのでよしとします。

circle.yml
machine:
  timezone: Asia/Tokyo
dependencies:
  pre:
    - gem install bundler --pre
deployment:
  deploy:
    branch: master
    commands:
      - bundle exec middleman s3_sync

バンドル作成

バンドルファイル(buildディレクトリの中身)が必要なのでbundle exec middleman buildしておきます。

Amazon S3にファイルをアップロードしていろいろ設定

むかし試して放置していたS3のバケットがすでにあったので使います。たぶん左上の「バケットを作成」でできると思います。

バケットができたら、左上の「アップロード」から作成したバンドルのbuildディレクトリの中身をアップロードします。ふと、どうしてbuildだけでいいのか?と思いましたが、middleman-s3_syncはそういうgemのようです。

それから、公開ウェブサイトにするために、バケットのホームで「アクセス許可」と「静的ウェブサイトホスティング」を変更します。

S3_Management_Console.png

アクセス許可

「アクセス許可」項目の「バケットポリシーの追加」からポリシーなるものを追加します。“Version”はそのままです。気を利かせたつもりで今日の日付にしたりすると、そんなバージョンないよ!とおこられます。

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Sid": "PublicReadGetObject",
            "Effect": "Allow",
            "Principal": "*",
            "Action": "s3:GetObject",
            "Resource": "arn:aws:s3:::<your-backet>/*"
        }
    ]
}

ウェブサイトアクセスに必要なアクセス許可

静的ウェブサイトホスティング

「静的ウェブサイトホスティング」の「ウェブサイトのホスティングを有効にする」をチェックして、「インデックスドキュメント」をindex.html、「エラードキュメント」をerror.htmlとします(error.htmlは実際になくてもよい)。

「エンドポイント」が公開URLになるので表示されるかチェックしておきます。

認証情報の設定(IAM)

S3_Management_Console_2.png

ユーザーの作成

「サービス」メニュー » 「すべてのサービス」( » 「セキュリティ&アイデンティティ」) » 「IAM」の「ユーザー」から新規ユーザーを作成します。作成直後にアクセスIDとセキュリティキーが表示されるのでそれをメモしておきます。

「認証情報」タブから再度作成することも可能です。「セキュリティキー」は作成時以外は二度と表示されません。

ポリシーの作成

つづいて、「ポリシー」 » 「独自のポリシーを作成」からポリシーを作成します。ポリシー名を適当につけて、ポリシードキュメントは以下のようにします。

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": "s3:*",
            "Resource": "arn:aws:s3:::<your-bucket>"
        },
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": "s3:*",
            "Resource": "arn:aws:s3:::<your-bucket>/*"
        }
    ]
}

作成したポリシーを表示して「アタッチされたエンティティ」タブから先ほど作成したユーザーをアタッチします。ユーザーの「アクセス許可」タブからポリシーをアタッチすることも可能です。

また、ポリシー自体、ユーザーの「アクセス許可」タブにある「インラインポリシー」から作成可能かもしれません(未確認)。

CircleCIの設定

CircleCIはGitHubアカウントでもサインアップできます。便利ですね :laughing:

作成したリポジトリをGitHubにプッシュします。“Add Projects”からリポジトリを選択すると、すぐさま最初のビルドが走ります。

“Project Settings”から“Environment Variables”を開き、メモしておいたアクセスIDとセキュリティキーを環境変数に追加します。

AWS_ACCESS_KEY_ID        <your-access-key>
AWS_SECRET_ACCESS_KEY    <your-secret>

これで、何か変更してプッシュすれば、CircleCIのビルドが走り、S3と同期されるはずです。

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