結論
MacにPythonをインストールして、Pythonを使えるようにする。
MacはPython2系が元々インストールされているが今回はPython3系をインストールする。
背景
Pythonを始めるにはまずはPythonを使えるようにしなければならない。プログラミングを始めるにあたって一番はじめにつまずくのが環境構築。これからPythonを始めたいと思っている人の参考になるように手順を書きたいと思ったため。初心者向けのため仮想環境にインストールするなど複雑なことは考えない。
全体の流れ
① コマンド操作を覚える
② Pythonをインストールする
コマンド操作を覚える
Pythonをインストールする前にMacのコマンド操作を覚えること。
これが少しできるだけでプログラミングも楽しくなる。
ls # フォルダ内を表示する
ls -a # 隠しファイルも含めファイルやフォルダを全て表示する
cd # フォルダを移動する
pwd # フォルダのパスを表示する
touch # 空のファイルを作る
mkdir # フォルダを作る
mv # フォルダ・ファイルを移動する
cp # コピーする
rm # ファイルを削除する
rm -r # フォルダを削除する
open # ファイルを開く
とりあえずこれだけ覚えておけばなんとなく操作できると思う。
Pythonをインストールする
- 公式サイトからPythonをダウンロードする。
無事にインストールできたら下記のコマンドをターミナルに入力する。
インストールしたPythonのバージョンが表示されればOK。
python3 --version
- PATHを設定する(PATHを通す)
.bash_profile(ホームディレクトリの直下に隠しファイルになっている)を確認する。
下記のような内容が記載されているはず。なければファイルを作成し、同じように書く。(PATHを通す)
# Setting PATH for Python 3.8
# The original version is saved in .bash_profile.pysave
PATH="/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.8/bin:${PATH}"
export PATH
.bashrcに下記を記載する。なければファイルを作成し、同じように書く。
alias python=python3
alias pip=pip3
さらに、.bash_profileに下記を追記する。
#.bashrc読み込み用
source ~/.bashrc
これでPATHを通すことができた。
MacではPython2系がインストールされているので、PATHを通すと今後の開発がスムーズになる。
いちいちPython3を入力しなくてもPythonで実行できるようになる。
まとめ
プログラミングではじめにつまずくのが環境構築だ。PATHを通すっていうところでつまずくと思う。今回は細かい内容は書いていないが、とにかく手順どおりにやってみてほしい。これができれば、Pythonを始められる。