初代SPI接続板、二代目SPI/4bit SDIO接続兼用板, Raspberry Pi Picoの図。
Raspberry Pi Picoの背面に取り付けるmicro SDスロットのついた基板をまた作成します。前回作った基板は、SPI接続で書き込み速度が最大で1.8MB/sec止まりでした。クロック周波数は48MHzまで上げられますが、これ以上の速度向上はちょっと難しい。ということでより高速な4bit SDIO接続する基板を作ります。
micro SDソケットパーツの編集
今回もFritzingで回路を作ります。micro SDカードソケットは前回購入したSparkFunのmicroSD Socket for Transflashがまだ余っているので今回も使用します。Fritzingに登録されているパーツはSPI接続のみですが、データシートを眺めると8本の端子はちゃんとSDカードと繋がっているので、配線すればSDIO接続にもできるはず。
既存のパーツを書き出して、端子を増やします。
SPI接続する場合と、SDIO接続する場合との両方をラベルに表記します。
あとは配線するだけですが、流石に接続する端子が増えるといきなり複雑さが増します。今回は自動ルーティングが一発では成功しなかったので、パーツの配置を調整して自動ルーティングして〜を繰り返し、なんとかルートを確保。
SPIとSDIOを兼用したかったので、接続するピンの位置を先に決めていたせいもあって、配線が長い。これは良くない。が、遊びなので問題なし。
老眼と手ハンダ
7つのプルアップ抵抗と2つのコンデンサをつけるにあたり、配線の自由度を確保できるかなと0603サイズ(0.063 inch x 0.031 inch = 1.60 mm x 0.80 mm)の表面実装パーツを選びました。私の老眼と手ハンダではこのサイズが限界ですね...
わかっていたことですが書き込み速度は約4倍速くなり8MB/secくらい簡単に出るようになりました。