機能豊富なのは良いですが、初めて使う人には取っつきにくいところもありました。
特色
- JTAGがFMCカードまで回っている
+ FMCカードのデバッグが容易
- 間違えてFMC上のFPGAをプログラムしてしまうかも。
プログラムしようとしたら、デバイスが違うとエラーに、最初は焦った。 - 起動プログラムを選択できる
+ DIPSW13の設定により、SPI, BPI (4つ), JTAGを切り替えられる。 - LCD、ロータリースイッチが付いている
+ プログラムが面倒だけどちょっと便利。 - マニュアルが不親切
気をつけよう
コンフィグレーション電圧が書いていない。
vivadoでは設定が必要なのにどこにも書いてない。回路図から読むとこうなる。
set_property CFGBVS VCCO [current_design] set_property CONFIG_VOLTAGE 2.5 [current_design]
2種類のUSBコネクタ
UART接続はMINI-B、JTAGはMICRO-B
サンプルプログラムでUART接続に使ったケーブルが、JTAGに刺さらず焦った。誤接続の防止には役に立つと思うが焦る。
SYSCLOCK_P,NがLVDSレベル
U1100_i:IBUFGDS generic map ( DIFF_TERM => TRUE, IBUF_LOW_PWR => TRUE, IOSTANDARD => "DEFAULT") port map ( O => clk200m_int, --このあとGBUFにいれること I => SYSCLK_P, IB => SYSCLK_N );
DIPSWのシルク印刷とピン番号が反対
1:GPIO_DIPSW_3,2:GPIO_DIPSW_2, 3:GPIO_DIPSW_1, 4:GPIO_DIPSW_0
LCDの仕様の情報が少ない
グーグルで探すと、大学関係のサイトにサンプルプログラムがある。
Brian Zufelt,"Using the Spartan-3E Starter Board LCD Display With ISE 10.1"
ロータリースイッチの情報はこちら
Ken Chapman,"Rotary Encoder Interface Spartan-3E Starter Kit",20th February 2006
SFP+の送信有効信号の論理が逆
SFP RS0,RS1のデフォルト設定がLOW BANDWIDTH。10Gで用いるにはJ27,J28のジャンパ変更が必要。
SDカードソケットのwrite protect, SD_DETが常に'1'
これらのスイッチのコモン側は、本来GNDに接続するはずだが結線されていない。
BUG
- SFP+の信号の極性がバージョンによって違う。制約に注意
- Si570のI2Cアドレス誤記(正 0b1011101)
User Guide(UG810)