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受かると思ってなくても、プロポーザルは出した方がいい

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はじめに

最近、いくつかの技術カンファレンスにプロポーザルを出しました。

正直に言うと、自分は「受かる」と思って出しているわけではないです。

むしろ、普通に落ちると思っています。

実際、Go Conference に出したプロポーザルは落ちました。

ただ、そのとき学生支援には受かりました。

この経験から、プロポーザルは「採択されるためだけ」に出すものではないなと思うようになりました。

もちろん、採択されるに越したことはないです。
登壇できるのはすごいことだし、周りから見てもかなり強く見えると思います。

でも、プロポーザルを出す意味は、それだけではないと思っています。

プロポーザルは受かるためだけのものではない

プロポーザルというと、どうしても「採択されるかどうか」に目が行きがちです。

もちろん採択されるかどうかは大事です。
登壇枠は限られているし、採択される人はちゃんと評価されている人だと思います。

ただ、出す側としては、採択されなかったとしても得るものがあります。

たとえば、自分が何を話したいのかを整理できます。

普段、開発していると、

  • なんとなく面白いと思っていること
  • なんとなく詰まったこと
  • なんとなく工夫したこと
  • なんとなく他の人にも話せそうだと思っていること

みたいなものが頭の中にたまっていきます。

でも、それをプロポーザルとして出すには、ちゃんと言語化する必要があります。

「何を話すのか」
「誰に向けて話すのか」
「聞いた人に何を持ち帰ってほしいのか」
「なぜ自分がその話をするのか」

こういうことを考えるだけでも、かなり勉強になります。

採択されなくても、自分の考えを一回外に出せる形にするだけで意味があります。

落ちても、出した事実は残る

自分は Go Conference にプロポーザルを出して落ちました。

普通に落ちました。

でも、出したこと自体は全く無駄ではなかったと思っています。

なぜなら、「自分はこのテーマで話したいと思っていた」というログが残るからです。

落ちたプロポーザルでも、あとから見返すと、

  • テーマが弱かったのか
  • タイトルが伝わりにくかったのか
  • 想定聴講者が曖昧だったのか
  • 技術的な深さが足りなかったのか
  • 自分の経験との接続が弱かったのか

みたいな反省ができます。

これは、出さないと得られない反省です。

頭の中で「いつか登壇したいな」と思っているだけでは、自分の足りない部分はあまり見えてきません。

でも、実際に出すと見えてきます。

そして、落ちたとしても「プロポーザルを出した」という経験は残ります。

自分の中では、それだけでもけっこう大きいです。

学生支援につながることもある

Go Conference では、プロポーザル自体は落ちました。

ただ、学生支援には受かりました。

これもかなり大きかったです。

カンファレンスによっては、学生向けの参加支援や交通費支援、参加費免除などがあります。

もちろん、支援の条件はイベントによって違います。
プロポーザル提出が必須の場合もあれば、関係ない場合もあります。

ただ、技術イベントに対して何かしらアクションを起こすことで、登壇以外の形で参加できる可能性があります。

学生の場合、交通費や宿泊費、チケット代はかなり重いです。

だからこそ、学生支援があるイベントには積極的に応募した方がいいと思っています。

登壇は落ちても、学生支援で現地に行けることがある。
現地に行けると、セッションを聞けるし、人と話せるし、次の挑戦にもつながる。

これは本当に大きいです。

自信がないからこそ出す

自分は TSKaigi、Sendai、フロントエンドカンファレンス関西にもプロポーザルを出しました。

正直、あまり自信はないです。

「これ通るんかな」みたいな気持ちは普通にあります。

というか、基本的には落ちると思っています。

でも、だからこそ出すべきだと思っています。

プロポーザルを出す自信がない理由は、自分でも正直よく分からないです。

ただ、自分は誰でもプロポーザルを出す価値はあると思っています。

体験したことや、やったこと自体は、誰かと被っているかもしれません。

でも、そこに対してどこにフォーカスするのか。
どういう思想で取り組んだのか。
何を考えて、どういう解決策を選んだのか。

そこは、その人にしかないものだと思っています。

同じ技術を使っていても、同じような課題を解いていても、見ている視点や考え方は人によって違います。

だから、「自分の話なんて誰かがもうしているかもしれない」と思って止まるのは、少しもったいないと思います。

自分の経験を、自分の視点で、自分の言葉で出すことに意味があります。

自信がついてから出そうとすると、多分ずっと出せないです。

「もっと技術力がついてから」
「もっと実績ができてから」
「もっと話せることが増えてから」
「もっと強くなってから」

こう考え始めると、いくらでも先延ばしできます。

でも、実際にはプロポーザルを出すから、自分の足りない部分が見えると思っています。

採択されるかどうかは分からない。
でも、出さないと何も始まらない。

自信がない状態で出すからこそ、今の自分の現在地が分かる。

そういう意味で、プロポーザル提出はかなり良い挑戦だと思っています。

受かったら、逃げられない

もしプロポーザルが採択されたら、それはそれでかなり大変だと思います。

登壇する以上、適当な内容では話せません。

タイトルに見合う内容にしないといけないし、聞きに来てくれる人に何かしら持ち帰ってもらえるものを用意する必要があります。

つまり、受かったら逃げられません。

でも、それが良いと思っています。

採択された瞬間から、

  • もっと調べる
  • もっと実装を見直す
  • もっと背景を整理する
  • もっと伝わる構成を考える
  • もっと自分の理解を深める

みたいな状態になります。

これは、かなり強制力のある勉強です。

普通に勉強するよりも、「登壇するからちゃんと理解しないといけない」という状況の方が、自分は伸びると思っています。

受かったら周りからは「すごい」と見られるかもしれません。

でも、その裏ではちゃんと内容を詰める必要がある。

だからこそ、採択されること自体が自分の成長につながると思っています。

落ちてもすごい、受かったらもっとすごい

プロポーザルは、出すだけでもけっこうすごいと思っています。

なぜなら、多くの人はそもそも出さないからです。

「自分なんかが出していいのかな」
「落ちたら恥ずかしいな」
「まだ話せるほど詳しくないな」
「採択される人はもっと強い人なんだろうな」

そう思って止まる人は多いと思います。

自分も普通にそう思います。

でも、そこで出せるだけで一歩進んでいます。

落ちたとしても、プロポーザルを出した事実は残ります。
自分の考えを言語化した経験も残ります。
次に出すときの改善材料も残ります。

そして、もし受かったらかなりすごいです。

その時点で登壇者です。

周りから見ても強いし、自分の中でも大きな経験になります。

落ちても得るものがある。
受かったらもっと得るものがある。

なら、出した方がいいと思います。

出さないと受からない

当たり前ですが、出さないと受かりません。

これは本当にそうです。

どれだけ良い経験をしていても、どれだけ面白い話を持っていても、プロポーザルを出さなければ採択されることはありません。

逆に、出せば可能性は0ではなくなります。

落ちるかもしれない。
多分落ちるかもしれない。
でも、出した時点で可能性は生まれます。

自分は受かると思って出しているわけではないです。

でも、出さないと絶対に受からないから出しています。

そして、出すこと自体に意味があると思っています。

おわりに

プロポーザルは、採択されるためだけに出すものではないと思っています。

もちろん採択されたら嬉しいです。
登壇できるし、周りからもすごいと思われるかもしれません。

でも、落ちたとしても、

  • 自分の考えを言語化できる
  • 話したいテーマが整理できる
  • 自分の現在地が分かる
  • 次のプロポーザルに活かせる
  • 学生支援など別の機会につながることもある
  • 「出した」という経験が残る

という意味があります。

自信がなくても出していいと思います。

むしろ、自信がないからこそ出すべきだと思っています。

受かると思っていなくてもいい。
落ちてもいい。

出さないと受からないし、出した時点で何かしら得るものがあります。

なので、プロポーザルを出すか迷っている人は、とりあえず出してみるのがいいと思います。

落ちても、出しただけですごい。
受かったら、もっとすごい。

そして何より、出すことには意味しかないです。

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