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LNKLSTxxとは
システムがプログラムを検索・ロードするためのライブラリー群(LNKLST連結)を定義するメンバー
通常プログラムを実行する際は、そのプログラムがどのライブラリーにあるかを指定する必要があります。LNKLSTに登録されているライブラリーはOSが自動的に探し出すため、ライブラリの指定なしでプログラムを実行することができます。
想定される注意点/考慮点
LNKLSTxxを使用してLNKLST連結を指定する方法に代えて、PROGxx内のLNKLSTステートメントを使用して定義する方法が推奨されている
2025年7月22日付けのz/OS 3.2発表レターで、z/OS 3.2をもってLNKLSTxxはサポート終了を迎える予定だと発表されました。(意向に関する全ての発表は、今後予告なく変更・取り消される場合があります)
IBM z/OS 3.2 unlocks the value of IBM z17
LNKLSTxxはモジュールやプログラムを使用するための静的な定義であり、この定義を変更し反映するには、IPLを実行する必要があります。PROGxxを使用すると、システムをIPLすることなく、実行プログラムを検索するライブラリー群(LNKLST連結)に動的に追加、削除、再定義することができます。
PROGxx内LNKLSTステートメント

(中略)

IPL時に参照されるIEAESYSxx内にLNKLST ACTIVATEステートメントの記述があるPROG=xxの指定があり、かつLNK=xxも指定してあった場合、システムはIPL時にLNKLSTxx内の定義を無視します。
詳細はPROGxxをご参照ください。
実機検証
各パラメーターの詳細についてはリンク先のマニュアルをご参照ください。
静的変更(IPL)
LNKLSTxx内に、連結したいライブラリーをカンマで区切って記述します。SYS1.MIGLIB、 SYS1.CSSLIB、SYS1.SIEALNKE、SYS1.SIEAMIGEはSYS1.LINKLIBに自動的に連結されるため、必ずしも明示的に指定する必要はありません。

IPL時に参照されるIEASYSxxに、使用するLNKLSTxxのサフィックスを指定します。

IPL時に IEE252I:'MEMBER xxxx FOUND IN ... のメッセージが表示されます。

IEE252I:
メンバー member がメッセージ・テキストの parmlib データ・セット parmdsname で検出されたときに、ハードコピー・ログでのみ出される通知メッセージです。
「MVSシステム・コード」IEEメッセージ IEE252I
動的変更
LNKLSTxxはメンバー、パラメーターともに動的に変更することができません。
SETPROG LNKLST で、動的変更が可能です。詳細はPROGxxの記事をご確認ください。
Displayコマンドでの確認
DISPLAY PROG,LNKLST で、現在アクティブな LNKLST セットに含まれるデータセットの一覧を表示します。こちらも詳細はPROGxxの記事をご確認ください。
終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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