そもそも
Juliaとは
「Julia」は2012年に公開された比較的若いプログラミング言語で、Pythonのような書きやすさとCのような処理(計算)速度を兼ね備えた次世代を担う言語として注目されている。数値計算やfor文の処理がPythonに比べて格段に速く、あくまで主観だが、3~4倍は早いと思う。機械学習関係のライブラリも整備されつつあり、Pythonのようにメジャーな言語になることが期待されている。
セットアップ
公式サイトからダウンロード可能。
https://julialang.org/downloads/
詳しくは書かない。
基本的な構文・仕様
めっちゃpythonそれだけ。pythonとの差分だけ比較して書きます。pythonわかんない人は調べて
for,if,while 等の違い
Julia は最後にend
で閉じなければならない。
:
で一行目を閉じる必要がない。(むしろそうしたらerrorになる)
- pythonのif文
if a == b:
something()
- Juliaのif文
if a == b
something()
end
list の違い。
定義方法は同じ。注意すべきはindex番号。
- python
list = ("list1","list2","list3")
print(list[0])
>> list1
- Julia
list = ("list1","list2","list3")
print(list[1])
>> list1
python で
0番目
は Julia で1番目
となる。
関数定義
- python
def 関数名(self)
something()
#呼び出し
関数名()
- Julia
function 関数名(n)
something()
end
#呼び出し
関数名()
コメントアウト
- python
#一行コメントアウト
"""
複数行コメントアウト
1
2
3
"""
#↑正確にはコメントアウトではないが、pythonには複数行コメントアウトがないため
#実質的な複数行コメントアウトとなる。
- Julia
#一行コメントアウト
#=
複数行コメントアウト
1
2
3
=#
Juliaでは
#= ... =#
と囲むことで複数行をまとめてコメントアウト可能。これはphpやCなどの/* ... */
と同じである。
2024年7月17日 - 追記
@WolfMoon様が詳しく書いてくれました! やったね!
トリプルクオート文字列リテラル ...
なんかpythonのパッケージが使えるらしい
PyCallを使う
「 PyCall 」というパッケージを使うことでJuliaのコード内からPythonの関数を呼び出すことが可能になるようだ。
例
Pythonのライブラリを呼び出して使ってみる。例としてmathライブラリを使ってみる。
using PyCall
@pyimport math
#これでpythonと同じようにmathが使える
もしPyCallが無い なーんてことを言われたら
import Pkg; Pkg.add("PyCall")
するか、Julia の REPL の Pkg モードで
(@v1.5) pkg> add PyCall
してPyCallパッケージをインストールできる(基本的にインストールは1回だけでOK)。
終わりに
最後まで読んでくださってありがとうございました!
随時更新して行きます!よろしく!