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LITALICOで今年度から始まった研修制度「新卒ゼミ」について。あと振り返りも書く。

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Last updated at Posted at 2025-12-24

この記事は『LITALICO Advent Calendar 2025』のカレンダー3最終日の記事です。

はじめに

2025年新卒入社の @091hara です。 入社してから早いもので、もう9ヶ月が経ちました。

LITALICOでは今年度から、エンジニア職の新卒社員を対象とした新たな取り組み「新卒ゼミ」がスタートしました。 新しい試みということもあり、社内の方でも「何かやっているのは知っているけど、実際なにをしているの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

また、就職活動中の学生さんにとっても、「LITALICOに入社したらどんな研修があるのか」は気になるところだと思います。

そこでこの記事では、前半では新卒ゼミの実態について、後半ではそこで得た学びの振り返りをしていきます。

今年度から始まった「新卒ゼミ」とは

新卒ゼミは、5月から翌年3月まで月に1回開催されるオフライン研修です(全11回)。
メンターとして、マネージャーや部長が参加してくれています。

普段はリモート勤務が多いので、対面で先輩方から直接フィードバックをもらえる貴重な機会です。

ゼミのコンセプトは「10〜20年後も活躍できるエンジニア」になること。
特定の技術スタックだけでなく、実務だけでは補えない「Webの仕組み」などの領域を体系的に学ぶ場となっています。

また、カリキュラムありきの座学ではなくPBL形式で進めています。

具体的に何をやっているのか

初回のゼミでは下記の課題を渡されました。

■ シナリオ
あなたは、セール開催中のNyamazon.comというECサイトでマウスを購入します。
早速、マウスを買い物かごに入れて決済ページへ進もうとしました。
ところが画面が途中で固まってしまい、なかなか処理が進みませんでした。
3分ほど経過したところで決済ページが表示されました。

■ 設問
このままではNyamazon.comの売上が落ち込みそうです。
セール中のNyamazon.comでは何が起きているのでしょうか?
システムの全体像をイメージし、どの箇所でどのような問題が起きているか、考えられる要因を挙げてみてください

Day1ではシステム構成図を書き出し、そこから深掘りする領域を決めていきました。

FY25ゼミ Day 1.jpg

執筆時点ではDay8まで終了しており、以下のように進めてます。

  • Day1:DB(内部構造)
  • Day2:DB(SQL実行計画やインデックスの仕組み)
  • Day3:TCP、UDP、TLS、URL構造
  • Day4:DNS、IPアドレス
  • Day5:DNS、ルーティング、IPパケット
  • Day6:レンダリング(画面描画の仕組み)
  • Day7:非同期通信、レンダリング方式(SSR/CSRなど)
  • Day8:リクエストの流れ(クライアントからWebサーバまで)

学びと振り返り

ゼミで扱うような技術用語を聞いたことはあっても、「具体的に何をしているか説明して」と言われたら、自信を持って答えられない状態でした。
また、開発においても「動けばいい」という感覚になりがちでした。

私自身、ゼミを通して次の3つの視点・意識が変わりました。

点ではなく線で理解しようとする

理解しようとするが結構大事。(まだまだ線で理解できたとは思っていない)
これまでは、技術を「入力」と「出力」だけのブラックボックスとして捉えていました。
しかし、内部構造を学んだことで、その間のプロセスが見えるようになりました。

Before: (MySQL)
SQLを送る → DBが何かしてデータを返す

After: (MySQL)
SQLを送る → Connector → Parser → Optimizer → Executor → エンジン(データを保存・取得)

正直なところ、データベースの内部構造を知ったからといって、すぐに普段の業務で活かせるかと言われたら、言葉に詰まってしまいます。
もちろん、今すぐ高度なチューニングができるわけでもありません。

ただ、トラブルが起きた時の「解像度」は変わりました。
今までは「DBがおかしい」と「点」でしか見えていませんでしたが、これからは「Parserで弾かれたのかな(構文ミス?)」「Executorが重いのかな(インデックス?)」と、処理の流れで考えられるようになりました。
「どこを疑えばいいか」の当たりをつける精度が上がるだけでも、実務においては大きな一歩だと感じています。

配属チームの「システム構成」により興味を持つようになった

日々の業務では、どうしても目の前のタスク(機能開発やバグ修正)に追われて、視野が狭くなりがちです。 正直なところ、システム全体の構成をあまり理解していなくても、小規模なタスクならこなせてしまいます。
そのため、これまではSlackでインフラ系の話題がある場合でも、軽く流していました。(よくない)

ゼミをきっかけにこれまで後回しにしていた自チームのシステム構成を調べるようになりました。
(私の配属チームは最近、オンプレミス環境からクラウド環境に移行したことも興味を持ったきっかけかも)

疑問の量が増えた

座学で正解を教えてもらうのではなく、自分たちで調べるスタイルだったからこそ、疑問がどんどん湧いてくるようになりました。

  • そもそも、なぜこの技術が必要なんだろう?
  • WAF、EDR/EPP、IDS/IPSの違いは?
  • ネットにはこう書いてあるけど、うちのチームの構成は少し違うな。なぜだろう?

ただ情報を受け取るのではなく、「一般論」と「目の前のシステム(自チーム)」を比較して考える習慣がつきました。

  • ビジネス的な要件で、あえてこの構成にしているのかな
  • 導入当時は、こちらのツールの方が主流だったのかな

技術的な優劣だけでなく、ビジネス視点や歴史的背景も含めて「なぜ今の形になっているのか」考えるようになりました。

おわりに

あたかもシステム構成に詳しくなった風に書いてきましたが、正直まだまだわからないことだらけです。
ゼミで新しいことを学ぶたびに知らないといけないことがどんどん増えていき、「もっと勉強しないとなぁ」と思う毎日です。

また、私の配属チームでは来年に医療の法改正対応も控えています。
技術のキャッチアップはもちろんですが、ドメイン知識もしっかりと学び、エンジニアリングと両立してチームに貢献できることを少しずつ増やしていきたいです。

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