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ディレクター歴10+n年が考える 受託案件のおもしろさ

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制作のディレクターをしているきたざわです。
早いものでもう年末…、そして早いもので私自身の社会人歴が10+n年になりました。

私はずっとディレクターをやってきて、受託ばかりやってきている人間です。
受託開発会社はよく事業会社と比較されることがあり、エンジニアの世界だと事業会社が人気だったりするみたいですが、デザイナーやディレクターにとっては受託のお仕事は魅力的であると感じている方も多いのではないかなと思います。

私自身、昔から受託案件をやってきていますが、ZYYXに入社してからさらに「受託案件おもしろい」と感じています。
今回はそんな私が「受託案件っておもしろい」と感じる点についてお話ししたいと思います。

ざっくりとした自分の経歴

今まで3社ほど渡りあるいてきました。

1社目は小さなWeb制作会社。
不動産関係のお仕事がメインで、ディレクターしかいない会社。実制作は外部パートナーさん。

2社目は地方の開発会社。
コンピュータサイエンスの学科がある某大学の近くにあったため、エンジニアがたくさんいる会社に制作メンバー数名。ディレクターでしたがデザインやコーディングも担当していました。

3社目は現職(ZYYX)。
ディレクターとして提案、情報設計、UI設計、進行管理などなど多岐に渡る業務に関わっています。

転職をするたびに会社の規模は少しずつ大きくなっていて、関わる職種や人や業種が多くなり、できることの幅が広がってるので、だからこそより「受託面白い」と感じるのかもしれません。

受託案件が面白いと感じるポイント

1.いろいろな業界のことを知れる

特にZYYXに入社をしてからですが、本当に色々な業界のお客様の案件を担当しており、
自分の今まで触れてこなかった業界について知るきっかけになり、知見が広がったように思います。
腰を据えてじっくりやるより、幅広くいろいろなものに触れていきたいという性格の人には非常に合っていると思います。

2. 上流から関わることができ、ビジネスの一端を担える

いろいろな業界のことを知りつつ、提案などの上流工程から関わることができる、というのも魅力の一つです。
具体的なイメージを持ってご依頼いただくこともありますが、一緒に考えながら作ることができる案件もあり、こういったことができるのは大きな強みだと思います。
そのお客様のビジネスの一部を担うようなサービスやシステムをご依頼いただことも多々あるので、責任も重さもありますが同時に楽しさもあります。

1社目ではお客様とは会話できずにすでに決まったことが代理店からおりてきて作るだけ…ということをよくやっていました。お客様と話せても一方的な要望を聞いてそれを実現するというようなことも多く、様々な制約が苦しかったです。
直接お客様と話してものを作っていくというプロセスは、関係性だけではなく最終的なプロダクトにかなり大きな影響を与えると感じています。

いまは顧客と一緒に作り上げていく、という経験をZYYXでたくさん積めているので非常にやりがいがあり楽しいです。

3. 自分の関わったプロダクトがわりと短いスパンで世の中に発表されて、フィードバックをもらえる

これはデザイナーやディレクターに特に言えることだと思います。
1案件におけるデザイナーやディレクターはそれぞれ1〜2名程度であることが多く、また1案件に関わる期間が短いので抱えている案件が多くなる傾向があります。
UIやデザインなど少ないメンバーで対応しているので責任範囲が大きいですが、打つ球が多いのでその分フィードバックをもらうチャンスが多いです。
もちろんエンジニアの皆さまのおかげできちんと動くプロダクトができあがっています!(ありがとうございます!)

BtoBの案件が多いので直接のユーザーさまからの声を聞くことは叶わないことも多いですが、担当者の方からの反応をいただけるとはとてもありがたいですし、やりがいの一つになっています。

さらに期間が短く・関わる案件が多いので、フィードバックをもとに「次回はこうしてみよう」という新しい挑戦がしやすいというのも良い点だなと思います。
試行回数が多くなるので、技術の上達もそこそこの速度で出来ると感じています。

4. エンジニアと密に協力できることで、検討の幅が格段に広がる

エンジニアのいる会社、いない会社で本当に大きく違います。
制作畑の人間だけだと考えられることに限界があったり、実現性が乏しいことを考えてしまうことがあります。
逆にエンジニアだけだと、UIやデザインが苦手…というところも多いのではないでしょうか。

制作メンバー、開発メンバー双方が協力することでできること・できないことの判断がスムーズに行えますし、シナジーで新しいアイディアが生まれることもあります。
メンバーが近くにいる、いつでも話ができる環境というのは結構大事で、これが案件のスピード感や「安心して全部任せられる」という信頼に繋がっています。

全部任せられる、となると当然担当できる範囲が増えるということなので、
そこから経験値もたくさん得ることができる…という良いループができていると思います。

まとめ

弊社ageなことばかり書いてしまったように思いますが、実際に受託案件がとても面白いな〜と感じているそのままを書きました。
エンジニアは一つの案件にかかる時間は増えるのでまた違った意見もあると思うのですが、様々なお客さまのビジネスに関わることができて経験を積めるというのは本当に面白いです。

また来年も良い出会い、良い仕事ができますようにと祈りを込めて、この文章を締めたいと思います。
ありがとうございました!

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