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【Mac向け】インターネットで集めた曲を自動的にiTunesに追加する方法

Last updated at Posted at 2019-08-26

はじめに

SoundCloudやBandcamp、Beatportなどを通じてインターネットから音楽をダウンロードすることが多い人はたくさんいることでしょう。しかし、iTunesで音楽を管理している場合、わざわざ落とした音声ファイルをiTunesにドラッグして追加するのは面倒ですよね。この記事ではダウンロードした音楽を自動的にiTunesに追加する方法を紹介します。

使うもの

  • Webブラウザ
  • Automator(標準で入ってるアプリ)
  • カレンダー(標準で入ってるアプリ)

考え方

iTunesのライブラリが保存されている「iTunes Media」の中には「iTunesに自動的に追加」というフォルダがあります。iTunesは起動中に絶え間なくこのフォルダを監視しており、このフォルダに追加された音楽ファイルは瞬時にライブラリに追加されます。だったらこのフォルダに直接音楽を落とせば良いじゃないか、と考えたくなりますが、ダウンロードに時間がかかるファイルだとダウンロード中にiTunesがライブラリに追加しようとしてファイルを移動させるのでダウンロードが失敗してしまいます。そこで、いったん別のフォルダに音楽を保存し、定期的にそのフォルダの中身を「iTunesに自動的に追加」に移すという手順を取ります。2つめのステップはAutomatorとカレンダーをつかって自動化することが可能です。

手順

ステップ1

一時的に音楽を保存するフォルダを作ります。場所はどこでもいいです。とりあえず名前は「download_music」としておきましょう。

ステップ2

Automatorで新規にアプリケーションを作成します。次のようなダイアログでは「アプリケーション」を選択してください。
スクリーンショット 2019-08-26 19.50.14.png

下のようなワークフローを設定します。

指定されたFinder項目を取得 -> フォルダの内容を取得 ->  Finder項目を移動
  • 「指定されたFinder項目を取得」ではdownload_musicを指定します。
  • 「フォルダの内容を取得」で「見つかったサブフォルダからも取得」のチェックは入れても入れなくてもいいです。
  • 「Finder項目を移動」で、保存先をお使いのiTunesライブラリのiTunes Media内にある「iTunesに自動的に追加」に設定します。
    スクリーンショット 2019-08-26 11.19.15.png

完成したら保存します。とりあえず名前は「add_to_itunes」としておきましょう。

ステップ3

カレンダーを使ってステップ2で作ったプログラムが毎日動くように設定します。カレンダーを開いて新しくイベントを作成し、毎日繰り返されるように設定します。通知の設定で「カスタム...」を選ぶと「ファイルを開く」という選択肢が現れるのでこれをクリックします。開くアプリケーションを「その他...」から設定できるので、ステップ2で作ったアプリケーションを選択します。イベントの時刻は一日中(例えば下のように)に設定します。
スクリーンショット 2019-08-26 11.16.27.png

アプリケーションを作動させるイベントは毎日繰り返されるので、普段からカレンダーアプリを使ってる人にとっては少し目障りでしょう。従って、専用のカレンダーを作っておいて普段は表示させないようにしておくのが得策だと思われます。

以上で主なセットアップは完了です。

ステップ4

あとはお好みのWebブラウザで音楽をdonwnload_musicに落とすだけです。音楽ではないファイルをdownload_musicに入れてしまわないように、ファイルをダウンロードするたびに保存先を聞かれる設定にしておきましょう。

補足

  • 具体的にいつファイルの移動が実行されるのかは検証されていませんが、おそらく「イベントの開始時刻」が第一優先で、その時間にMacがスリープあるいはシステム終了している場合は「それ移行に最初にMacがアクティブになった時」だと思われます。

参考リンク

カレンダーを使ったアプリケーションの実行についてはこちらの記事が詳しいです。
http://gijutsubu.backstage.jp/?eid=87

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