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Ateam Group Manager & Specialist Advent Calendar 2020の25日目はエイチーム引越し侍でエンジニアマネージャーをしている @zwirky が担当します。

エンジニアの事業貢献ってなによ?

「事業目線を持って考えてほしい」や「事業貢献するためにはどうしたらいいのか」など、話にはよく上がりますが、結局事業貢献ってなんなの?ということを最近すごく時間をかけて考えたので、自分なりのまとめをしてみました。

また、事業に貢献するエンジニアってどういう人なのか?ということを少しだけ紐解いてみたので、参考にしてもらえるといいなと思います。

※ あくまでも一個人の意見なので、違う見方もあると思います

事業貢献とはなにか

事業に貢献するというのは、事業を成功に導くことだと思います。
これは、会社に所属していて事業を運営している以上、とても大事なことです。
もし、事業が成功できなかったら・・・

  • 売上が上がらずにお給料がもらえない
  • 世の中に役に立つ事業と認められていないのでモチベーションが下がる
  • 最悪の場合、会社が潰れる

という形になるでしょう。
そのため、どんな部署でも、どんな職種でも、会社に所属している限り成果を出すことが求められます。

エンジニアの事業貢献とは

考え方としては攻めと守りのバランスを取り、エンジニアとしての存在価値を発揮することだと考えました。

攻め
各部署の目標を達成させること。
各部署の目標が達成できれば、会社全体の目標も達成ができ、会社全体、事業全体にインパクトを与えることができると思います。

施策を実現させるために設計し、形にしていくためにコーディングし、物ができたらリリースし、サービスを運用していく。
このサイクルをスピーディーに、不具合なく、正確に実現させることがエンジニアの事業貢献だと思います。

守り
事業を安定的に継続させて、脅威からサービスを防ぐこと。
また、開発スピードを上げていくためシステム課題を潰していくこと。

エンジニアが中心となって対処すべきところです。

全体として
人毎に攻めと守りの割合を決めるのではなく、部署全体で攻めと守りの割合を考えていくことが大事です。
個人的に思う塩梅は、攻め8割、守り2割のイメージがちょうど良いのではと思います。

結果的に、エンジニアはものを作ること自体が事業貢献の一つです。
そのため、事業を動かしているのは自分達だという気持ちが必要です。

恥ずかしながら、自分はエンジニア以外の部署のことを事業部と言っておりましたが、考えを改め、エンジニアも事業部の一つであると思い、エンジニア以外の部署を指していた事業部という言葉を使うことを辞めました。
エンジニアも事業を動かしている人、部署の一員なので、全員が事業に関わっているという意識です。

そして、やっぱりそういう考え方になるためには、自分が携わっているサービスや事業が好きでなくてはだめです。
事業に共感して、自分自身が主体性を持って動くことがとても大事です。
もし、事業に共感できないのであれば、共感できるまで徹底的に事業の存在意義やあり方、今後の成長戦略を考えてみましょう。

エンジニアのプロフェッショナルとしての事業貢献

エンジニアのプロフェッショナルっていう言葉を聞くと、常に新しい技術を使って問題を解決して最先端を突っ走るイメージですが、間違ってはいないけどちょっとずれていると思います。

エンジニアのプロフェッショナルとは、幅広い知識を有しており、技術や情報を駆使して、スピード感をもって課題を解決させていくことだと思います。

課題を解決するというところがエンジニアのプロフェッショナルの肝かなと思います。

エンジニアのプロフェッショナルになるためには、幅広い知識を有するために日々日頃から勉強をする必要があります。
また、課題を解決させるということなので、常に最新の技術が課題を解決させるわけではなく、もしかしたら最新の技術だとスピード感が失われてしまう時も来るかも知れません。
そのため、課題を解決させるために最適な選択をする必要があります。
※ もしかしたら、ちょっと古い技術をつかうことが最適な選択肢もあるでしょう

あくまでも技術は手段、課題を解決させるためのものだと思います。
実現させるためにどうすればよいかという考え方がエンジニアのプロフェッショナルとしての事業貢献だと思います。

その他

エンジニアについて書きましたが、IT企業務めている人であれば職種関係なしに基本的なIT用語やスキルを持つことは有意義だと思います。

逆にエンジニアは課題を解決させるため、各部署の目標を達成させるために各職種の理解は必要です。

エンジニアも他職種もお互い最低限の知識をつけておけば、対等に共通言語で話ができ、仕事がスムーズになると思います。

要するに、相互理解が大事ということです。

余談

先日、お寿司を無性に食べたくなって、某予約サイトからお寿司屋の席予約をしようとしました。
しかし、予約の申し込みボタンを押したら・・・

”現在、システムにトラブルが起こっております、時間をおいて再度登録をお願いします”

と画面に出てきました。

自分もエンジニアなので、

「あー、エラーが起こってるから今エンジニアが総勢で頑張ってるのかなー、緊急対応がんばれー」

と心の中で思いつつも、

「いやーでも今予約したいし、お寿司めっちゃ食べたいし、並ぶの嫌だな・・早く使えるようになってほしいな・・」

と思っている自分もいました。

そこで、ふと思ったことが、結局サービスを使う人っていうのはユーザーじゃん、つまりその人達が困っていて、そこに対して解決できないのであれば、事業貢献もなにもないよなと感じました。

例えば、エラーが起こっているのに、無視してまあ明日直せばいっかみたいな考えはだめだということです。

まあ、とりとめない余談でしたが、事業貢献というのは、少なくとも会社の売上利益貢献というものもありますが、その先にいるユーザの課題を解決させていくこと、そしてそのユーザがサービスを評価して使ってくれて売上利益につながるということです。

まとめ

  • 事業に貢献するというのは、事業を成功に導くこと
  • エンジニアも事業を運営している一員だということ
  • 攻めと守りのを理解し、バランスが大事ということ
  • 技術は手段で、課題を解決させるためだということ
  • エンジニアも他職種も相互理解が大事だということ
  • 事業貢献の先にはユーザがいることを忘れないこと

最後に

Ateam Group Manager & Specialist Advent Calendar 2020のラストを飾らせていただきました!今年のアドベントカレンダーもこれで最後ですね!🎄Merry Christmas🎄

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