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ある日の出来事

とある”問題”が発生したので、それに対する”課題”を洗い出してみようとなりました。
まとまってきたので、内容を上司に共有したとき、以下の会話が起こりました。

〜〜〜Slackにて〜〜〜
上司:「内容はOKなんですが、ちょいとこの機会にインストールしてほしい考え方があるので、少し話せませんか?」
自分:(え、なんだろう、内容OKなら進めたいな)
〜〜〜Zoomにて〜〜〜
上司:「あなたが書いたやつは”問題”であって”課題”ではないです」
自分:「あれ、あれ、あれ」

問題と課題について

改めて調べてみると、問題と課題は当たり前ですが、全くの別物です。
しかし、ニュアンスとして同じように扱われてしまい、整理する際や会話する際にごっちゃになって使ってしまっている人もいるかと思います。(最近の自分です)

整理して理解するために、問題と課題だけにフォーカスを当てるのではなく、「理想」、「問題」、「課題」、「対策」というを順番で説明していこうと思います。

理想

英語にすると、「the ideal」となります。
辞書を引くと、「考えうる最も完全なもの」と出てきます。

これを考えると、ステップとして、まずは自分が思うこうありたいという最高の状態を定義していくことが大事だとわかります。
「理想は高くもて!」と話をされると思いますが、そのとおりですね。
まずは、何を目指しているのかを明確にすることが大事そうです。

問題

英語にすると、「the problem」となります。
辞書を引くと、「研究などの対象となる事柄」と出てきます。

これを考えると、事柄とあるので「ありさま」要するに現状起きていることを指している事がわかります。
何をやるかではなく、どういったことが事実として起こっているのかをあぶり出すことが大事そうです。

問題は理想と現実のギャップによって生まれるとい言われています。
理想が高ければ高い程、それによるギャップの溝は深くなると思いますので、様々な問題が出てくるかと思います。

課題

英語にすると、「the task」となります。
辞書を引くと、「解決すべき問題のこと。対処する、解決するといった行動に重点がおかれる問題を指し示す表現」と出てきます。

課題の説明に、解決すべき問題のこととあるので、ここがかなりごちゃつくポイントだと思います。
問題は前述したとおりですが、問題にも種類があり、解決すべきものや、解決しなくてもよいものもあるかと思います。
(いわゆる問題ではあるけど、インパクトが小さかったり、対応工数がかかる等の理由で対応しないと判断したものが解決しなくてもよいものと考える)
その中でも課題は解決すべきものにフォーカスを当てているという点がポイントだと思います。

そして、タスクと置き換えるとかなりニュアンスとしてはわかりやすいのではと思います。
やるべきこと、実施すべきことが課題にあたることがわかります。

対策

英語にすると、「the measures」となります。
辞書を引くと、「相手の態度や事件の状況に対応するための方法・手段」と出てきます。

課題を設定しても具体的な方法や手段が設定されていない場合があると思います。
そこで、より具体的にどう対処していくかを考えることが大事になると思います。

課題をさらに深堀りして、実現可能な粒度まで落とし込んで行くものだと思います。

流れを考えてみると・・

  • 理想を考えることがまずは大事である
  • 理想と現実のギャップ、いわゆるこれが問題であり、今の起こっている事実のことである
  • 問題を解決させていくために取り組むべきことが課題である
    • 必ずしも問題がすべて課題になるとは限らず、対処すべきものが課題となる
  • 課題をより具体的にしていき、取り組める粒度の行動に落とし込むことが対策である

理想:自分が成し遂げたいと思うこと
問題:理想と現実の間で起こるギャップで、現実起きていること
課題:対処すべき行動
対策:より実現可能な粒度まで落とし込まれた行動

例を上げて理想・問題・課題・対策を考えてみる

〜ダイエットを例にあげて考えてみる〜

ある日ダイエットを決意しました
一年前に比べると+5kgも増えてしまっていました
目指すは1年前の体型に近づけるために-5kgにしようと決意しました

理想:現状の体重から-5kg

そして月日が流れ・・2週間頑張ってやってみたけど、全然体重に結果が跳ね返ってこなかった
そこでこの2週間を振り返ってみたいと思います

問題:2週間頑張ったけど、体重が減らなかったこと

さて、ではこの2週間を思い出してみましょう

  • 置き換えとして朝はプロテインを飲んでいた
  • いっぱい食べても大丈夫なサプリを飲んでいた
  • 昼と夜はおもいっきり食べていた
  • 時間がないから運動はやらなかった
  • 初日に体重計に乗ってから2週間後に体重計に乗った

振り返ってみると、更に細かな問題が発覚しました

問題1:サプリでは効かないぐらいたくさん食べている
問題2:運動が全くできていない
問題3:こまめなFBができていない

ではこれを解決するために実行することを考えてみましょう

課題1:食事制限をしてカロリー・炭水化物摂取を抑える
課題2:適切量の運動を実施する
課題3:毎日の体重を計測して確認する

ではこれを更に対策という形で具体的な策を考えて2週間のスケジュールに落とし込んでみます

対策一覧

  • 1日の食事は1400カロリー以下にする
  • 1日の食事は炭水化物100g以下にする
  • 毎日8時に1時間筋トレを実施する
  • 毎日寝る前に体重を計測し、こまめに自分の体重を確認することでモチベーションを上げる

これで対策もできたので、改めて2週間回してみることで理想に近づけるかがわかります
改めて2週間経ったときに振り返ってみて、理想の状態になればゴール
理想の状態でなければ改めて問題をあぶり出し、課題を設定し、対策を講じる、この繰り返しで最終的には理想に近づけるでしょう

まとめ

言葉は力です。

特にマネージャーは人を動かす力を持つ必要がありますので、こういった違いを理解して適切につかっていき、情報を整理していく必要があります。

改めてこういったところを指摘してくれる上司には感謝しております!

参考

本当に色々なサイトで紹介されております。
以下は自分が見て理解が深まった記事です。

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