WIPで新しい開発手法
WIP(Work-in-progress):仕掛り作業という意味
WIPという文字が付いていると、その作業はまだ終了しておらず、作業中であるとわかる。
一つの作業においても作業が様々あるので、それを細分化して書いておく。
例)進行中のチケットの状態
【WIP】#12345 ○○機能の新規追加
- [✔] ○○.php にformを作成する
- [✔] ○○テーブルを作成する
- [ ] formをカスタマイズする
- [ ] formの挙動を確認する
- [ ] CSSの適応
- [ ] テスト
レビューワー(コードチェック)はWIPの状態を見ることで、その作業がどこまで進行しているかがわかり、タイトルの【WIP】が外れていたらその作業は完了(レビュー待ち)というように一目でわかるようになる。
プロジェクト管理において、今あるチケットがどういう状態なのか「見える化」することができるようになる。
例)作業完了時のチケットの状態
#12345 ○○機能の新規追加
- [✔] ○○.php にformを作成する
- [✔] ○○テーブルを作成する
- [✔] formをカスタマイズする
- [✔] formの挙動を確認する
- [✔] CSSの適応
- [✔] テスト
github等で開発を行う
最近、開発では欠かせないgit、これを活用してWIP開発を行う方法を書きます。
- 最初にプルリクエストをだす
最初にプルリクエストを出すことで、そのプルリクエストの中身(コメント)に自分のやることのタスクを細分化して書く。
github等ではコミットがなければプルリクエストを出せないので、空のコミットをpushしてやる必要がある。
$ git checkout -b test
$ git commit --allow-empty -m "make empty commit"
$ git push origin test
-
プルリクエストの内容を編集する
タイトルに【WIP】○○、本文にその作業を細分化したものを書く。
細分化した作業を書いておけば、コミットメッセージ等も楽々。 -
コミットを重ねていく
作業が進んでいったら自分の細分化したコミットを重ねていく。
$ git add .
$ git commit --amend
-
一つの細分化した作業が完了したらレ点にチェックする
-
作業が完了したら【WIP】を外す
-
レビューワーがレビュー
レビューワーは【WIP】が外れたものからレビューを開始することができる。
プロジェクトマネージャーはどの作業がどのぐらい進んでいるか確認できる。
補足
現在githubのみ、GitHub Flavored Markdown という記法を取り入れていますので、
- [ ] hogehoge
と書くことで、チェックボックスが生成できるというすごい機能があります。
以上がWIP開発という新しい開発手法でした。