この文章はMac版のVisual Studio(以下はVSと略す)をMacにインストールした際に起きた問題と解決に至った経緯についてまとめます。
もちろんあくまで一事例なので、一概にはいえませんが結論を言いますと、現時点最新のVisual Studio Mac(7.5.3)は出荷時プレーインストールされたHigh Sierra上でただしく動作しない可能性があります、Sierraからのアップグレードを踏んでいれば解決できることを確認しました。
先月Macを新調したので、VSをインストールしました。インストール自体が上手く行きましたが、早速目玉のXamarinFormsでHelloWorldを作ったところ、.NetStandardとの参照ができていないか、まだ1行も書いていないのに一面ビルドエラーです。参照設定弄ったり、VS再インストールなど手を尽くしましたが、一向に解決できず、最終手段としてクリーンな状態で一からやり直そうと思って、OSを再インストールすることにしました。
OSのインストールはまたそれはそれで一苦労ですが、趣旨ずれるのでここでは割愛します。
さてOSを一新しいざ再チャレンジです。それなりに経験積んでいるから万全の態勢で臨んでいたつもりですが、結果的に前述と同じビルドエラーに陥りました。この時点でまだOSとVSしかいませんので、関係者を絞れたことが唯一の救いですね。
そういえば、周りのMac(High Sierra)はそういった事象が起きていないし、世の中を見てもやはり同じ事例は皆無でした。ここであることに思いつく、新調したMacは出荷時にHigh Sierraがプレーインストールされていて、周りのHigh Sierraは古いOSからのアップデートです。
これが原因とは断言できないけど、一応試す価値はあると思って作戦を立てました。まずはOSを一個前のSierraにし、そこからHigh Sierraにアップデートできる状況を作ります。VSはSierraの状態でインストールします。そこでHigh Sierraへアップデートし、最新のXcode9.4(iOSシミュレーターで必須)取得。なんとこれで念願のXamarinFormsのHelloWorld
ようやく対面することができました。
順番は私の場合でうまく行きましたが、ストレージを何回も消去する危険な作業です。皆さんはうまくいく保証はできませんので、くれぐれも自己責任でお願いします。