pixivでお気に入りのイメージを一括ダウンロードする

pixivで大量イメージをダウンロードしたい

pixivでお気に入りのユーザのイメージをダウンロードしたいけど、量が多いケースがり大変なことがあるかと思います。
その手順を可能な限り自動化したいと思います。

まずは対象のイメージを一括で開く。

ユーザの作品一覧ページ
(例)https://www.pixiv.net/users/*******/artworks
から
纏めてイメージを開いてダンロードするため、Firefoxのアドオン「Snap Links」を使用して対象のページを開きます。（１つ１つ開いても良いと思います）

しかしページを開いた先に複数イメージが登録されているページ構成だと、それぞれのタブを開いて1回1回イメージ（「すべてを見る」ボタンを含む）をクリックして展開していく必要があります。

ユーザスクリプトで「すべて見る」ボタンを自動でクリックさせる

そこでページロードが終わったところでFirefoxのアドオン「Tampermonkey」でイメージ「URLにimg-masterを含む箇所」を自動でクリックするスクリプトを組みました。
（スクリプトアレルギーの方もいるかと思いますが、Tampermonkeyのアドオン内でスクリプトが実行できる環境が整えられており、複雑な環境構築などは必要ありません）

// ==UserScript==
// @name         Pixiv「表示する」ボタン or img-master画像クリック自動化
// @namespace    http://tampermonkey.net/
// @version      1.0
// @description  「表示する」ボタンがあればクリックし、なければimg-master画像をクリックします。
// @match        https://www.pixiv.net/artworks/*
// @grant        none
// ==/UserScript==

(function() {
    'use strict';

    let showClicked = false;
    let imgClicked = false;

    function clickShowButton() {
        const btn = Array.from(document.querySelectorAll('button')).find(
            el => el.textContent.trim() === '表示する'
        );
        if (btn) {
            console.log('「表示する」ボタンをクリックしました');
            btn.click();
            return true;
        }
        return false;
    }

    function clickImgMasterImage() {
        const img = document.querySelector('img[src*="img-master"]');
        if (img) {
            console.log('img-master画像をクリックしました');
            img.click();
            return true;
        }
        return false;
    }

    const observer = new MutationObserver(() => {
        if (!showClicked) {
            showClicked = clickShowButton();
            if (!showClicked) {
                // 「表示する」ボタンが見つからなければimg-master画像をクリックする
                imgClicked = clickImgMasterImage();
                if (imgClicked) observer.disconnect();
            }
        } else if (!imgClicked) {
            imgClicked = clickImgMasterImage();
            if (imgClicked) observer.disconnect();
        }
    });

    window.addEventListener('load', () => {
        observer.observe(document.body, { childList: true, subtree: true });

        // 5秒待っても何も見つからなければimg-master画像クリックして監視解除
        setTimeout(() => {
            if (!showClicked && !imgClicked) {
                console.log('タイムアウト：直接img-master画像をクリックします');
                if (clickImgMasterImage()) observer.disconnect();
            }
        }, 5000);
    });
})();

またこれは、センシティブな画像を表示する際に表示される「表示する」ボタンのクリックにも対応しています。

イメージの一括ダウンロード

複数タブを含むイメージのダウンロードにはアドオンの「DownThemAll!」を使用しています。
ダウンロード要素の高速フィルタリングにイメージのURLである「img-original」を含めておくと、ターゲットとなるイメージを自動でダウンロードできます。

さいごに

ページ内に「reCAPTCHA」要素が組み込まれているのか最近大量に開くとエラーとなるケースがありますが、これは次回対応したいと思います。