現象
BigSurのiMacを最近導入して、Bluetoothイヤホンで曲を聴いていたが、曲が変わるたびにノイズが乗るようになった。小さなラップノイズだったのでその時はあまり気にしていなかったが、YouTubeで動画見てたら動画の終わりにクソデカノイズが飛んできて耳が壊れたのでさすがに対策することにした。
原因
結論から言うとBluetoothのコーデックがAACになっていて、これがmacとあまり相性が良くないらしい。Mojaveの時はこんなことなかったのにアプデして劣化するのやめてくれや。。。
対処法
AACより音質や遅延が悪いようだが今回はSBCに変更する。
ちなみにコーデックはざっくり三種類に分かれており、デフォルトの設定でAACが適用されているみたい。
コーデックの特徴一覧 | |||
---|---|---|---|
コーデック名 | SBC | AAC | AptX |
音質 | 悪い | 良い | 良い |
遅延 | 大きい | 低遅延 | AACより低遅延 |
Catalinaではoptionを押したままBluetoothのアイコンから詳細を確認できたようだが、BigSurではそれができなくなっているため。Bluetooth Explorerを導入して設定を行う。
Bluetooth ExplorerはAppleのDeveloperサイトからダウンロードできる。Apple IDでログイン後、検索欄にBluetooth
と打ち込むとAddition Tools for Xcode 11.4
がヒットした。
View Detailsから該当のアプリが入っていることを確認できるので、これをダウンロード。
dmgファイルを開きHadware
フォルダ内のBluetooth Explorer.app
をアプリケーションフォルダに移す。
これでMisson Controlにも表示されるようになったので、これを開く。
開くとメニューバーが表示されるのでTools
→Audio Options
を選択。Codecs
のEnable AAC
からチェックを外し、Disable AAC
にチェックを入れる。この時接続中のBluetoothイヤホンは接続を一旦解除する。
設定した後もう一度イヤホンを接続し、なんでもいいので音を再生する。再生しながら、今度は、Tools
→Audio Graphs
を選択。Active Audio Codec
がSBC
に変わっていれば設定の変更が反映されていることがわかる。
やっとノイズが無くなった!😂