はじめに
この記事では、Google Earth EngineでDEMデータを使ってみたいと思います。DEM(Digital Elevation Model)は、数値標高モデルと呼ばれており、簡単にいうと土地の標高を表すデータです。今回は、DEMデータを使って日本がどうなっているのか可視化していきたいと思います。
DEMについての簡単な説明は、こちらの記事をご確認ください。
Google Earth EngineでDEMデータを使ってみた
今回はこちらのデータを使って、試していきたいと思います。
こちらのデータを使って、日本の標高を可視化するスクリプトが以下です。
// データの読み込み
var image = ee.Image('CGIAR/SRTM90_V4');
// マップの中心は名古屋市
Map.setCenter(136.9059794183006,35.18392745436158, 7);
// マップの表示
Map.addLayer(image, {min: 0, max: 4000}, 'SRTM');
スクリプト自体はめちゃくちゃ簡単です。地図の中心を名古屋市とし、標高は0~4000mの範囲で表示されるようにしました。結果は以下の画像のようになりました。
標高が高い場所ほど色が白くなり、標高が低い場所は黒くなるようになっています。伊豆半島の左上あたりに一点白くなっている場所があると思いますが、そこは富士山です。北アルプス、中央アルプス、南アルプスも一際高いことが見てわかります。これに対して、関東地方は真っ黒になっています。如何に関東平野が広く低地が広がっているかが、一眼で見ることができます。
今回使った90mメッシュになっているので、地図をズームしてみること尾根線や谷線が結構鮮明にみることができます。今回は、富士山や南アルプスの辺りをズームしてみました。右側の白い点のような場所が富士山で、画面中央のモジャモジャしている箇所が中央アルプスです。
さいごに
今回は、簡単ではありますがGoogle Earth EngineとDEMデータを使って、日本の標高がどうなっているか見てみました。今後はこちらを応用した記事も書いていきます!