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GitHub Actionsを調べてみた

Last updated at Posted at 2023-11-26

背景・目的

GitHub Actionsについて、あまり理解してなかったので、GitHub Actions のドキュメントをもとに整理し、簡単に動作確認してみます。

まとめ

GitHub Actionは、下記の特徴があります。

  • CI/CDプラットフォーム

  • イベント発生時に様々なワークフローが実行可能

  • 実行環境は様々なOSのマシンが提供される。

  • 下記のコンポーネントを有します。

    コンポーネント 概要
    Workflows 1つ以上のジョブを実行する。
    イベント、スケジュール、手動で実行が可能
    Runner ワークフローが実行される環境
    Job 1つ以上のステップで構成される

概要

GitHub Actions を理解する

GitHub Actions を理解するを元に整理します。

概要

GitHub Actions は、ビルド、テスト、デプロイのパイプラインを自動化できる継続的インテグレーションと継続的デリバリー (CI/CD) のプラットフォームです。 リポジトリに対するすべての pull request をビルドしてテストしたり、マージされた pull request を運用環境にデプロイしたりするワークフローを作成できます。

  • CI/CDのプラットフォームである。

GitHub Actions は、DevOps であるだけでなく、リポジトリで他のイベントが発生したときにワークフローを実行できます。 たとえば、リポジトリで新しい issue が作成されるたびに、適切なラベルを自動的に追加するワークフローを実行できます。

  • イベント発生時にワークフローを実行できる。

GitHub では、ワークフローを実行するための Linux、Windows、macOS 仮想マシンが提供されます。また、自身のデータセンターまたはクラウド インフラストラクチャで独自のセルフホスト ランナーをホストすることもできます。

  • ワークフロー実行のための様々なOSの仮想マシンが提供される。

GitHub Actions のコンポーネント

リポジトリで、pull request のオープンや issue の作成などの イベント が発生したときにトリガーされるように GitHub Actions ワークフロー を構成できます。 ワークフローには、1 つ以上の ジョブ が含まれており、ジョブは順次にまたは並列で実行できます。 各ジョブは、専用の仮想マシン ランナー 内、またはコンテナー内で実行され、定義した スクリプト を実行するか、または アクション (ワークフローを簡略化できる再利用可能な拡張機能) を実行する 1 つ以上のステップで構成されます。

  • イベントトリガーでGitHub Actionsワークフローを実行できる
  • ワークフローには1つ以上のジョブが含まれる。
  • ジョブ
    • 1つ以上のステップで構成される。
    • 順次、または並列で実行される
    • 専用の仮想マシンランナー内、またはコンテナー内で実行される
  • ステップ
    • 下記が実行可能である。
      • 定義したスクリプト
      • アクションを実行する1つ以上のステップ

Workflows

ワークフローは、1 つ以上のジョブを実行する構成可能な自動化プロセスです。 ワークフローは、リポジトリにチェックインされる YAML ファイルによって定義され、リポジトリ内のイベントによってトリガーされたときに実行されます。また、手動でトリガーしたり、定義されたスケジュールでトリガーしたりすることもできます。

  • 1つ以上のジョブを実行する構成可能な自動化プロセス。
  • YAMLファイルで定義。
  • 下記のトリガーで実行が可能である
    • イベント
    • 手動
    • スケジュール

ワークフローはリポジトリ内の .github/workflows ディレクトリで定義され、リポジトリには複数のワークフローを含めることができます。各ワークフローは、それぞれ異なる一連のタスクを実行できます。 たとえば、あるワークフローでは、pull request をビルドしてテストし、別のワークフローでは、リリースが作成されるたびにアプリケーションをデプロイし、さらに別のワークフローでは、新しい issue が開かれるたびにラベルを追加することができます。

イベント

イベントは、ワークフロー実行をトリガーする、リポジトリ内の特定のアクティビティです。 たとえば、pull request が作成されたとき、issue が開かれたとき、またはリポジトリにコミットがプッシュされたときに、GitHub からアクティビティを発生させることができます。 また、スケジュールに従って、REST API に投稿して、または手動で、ワークフロー実行をトリガーすることもできます。

  • リポジトリ内の特定のアクティビティ

ジョブ

ジョブは、同じランナーで実行される、ワークフロー内の一連の ステップ です。 各ステップは、実行されるシェル スクリプト、または実行される アクション のいずれかです。 ステップは順番に実行され、相互に依存します。 各ステップは同じランナーで実行されるため、あるステップから別のステップにデータを共有できます。 たとえば、アプリケーションをビルドするステップの後に、ビルドされたアプリケーションをテストするステップを続けることができます。

  • ワークフロー内の一連のステップ
  • 各ステップは、スクリプト or アクション
  • ステップ間は、データ共有できる

ジョブと他のジョブとの依存関係を構成できます。既定では、ジョブに依存関係はなく、相互に並列で実行されます。 ジョブが別のジョブに依存する場合、依存ジョブが完了するまで待ってから実行されます。 たとえば、異なるアーキテクチャ用で依存関係のない複数のビルド ジョブがあり、それらのジョブに依存するパッケージ化ジョブがあるとします。 ビルド ジョブは並列で実行され、それらがすべて正常に完了したら、パッケージ化ジョブが実行されます。

  • ジョブ間で依存関係を構成できる

アクション

アクション は、GitHub Actions 用のカスタム アプリケーションであり、複雑で頻繁に繰り返されるタスクを実行します。 アクションを使用すると、ワークフロー ファイルに記述する繰り返しコードの量を削減するのに役立ちます。 アクションでは、GitHub からの Git リポジトリのプル、ビルド環境に適したツールチェーンの設定、またはクラウド プロバイダーに対する認証の設定を実行できます。

独自のアクションを記述することも、GitHub Marketplace で、ワークフローで使用するアクションを見つけることもできます。

  • カスタムアプリケーション

ランナー

ランナーは、ワークフローがトリガーされると実行されるサーバーです。 各ランナーでは、一度に 1 つのジョブを実行できます。 GitHub では、ワークフローを実行するために、Ubuntu Linux、Microsoft Windows、macOS ランナーが提供されます。各ワークフロー実行は、新しくプロビジョニングされた仮想マシンで実行されます。 GitHub には、より大きな構成で使うことができる より大きなランナー も用意されています。 詳しくは、「より大きなランナーの概要」を参照してください。 別のオペレーティング システムまたは特定のハードウェア構成が必要な場合、独自のランナーをホストできます。 セルフホステッド ランナーについて詳しくは、「自分のランナーをホストする」をご覧ください。

  • ワークフローがトリガーされると実行されるサーバ
  • 様々なOSのランナーが提供される

実践

前提

  1. リポジトリを作成します。

サンプルワークフローを作成する

サンプルワークフローを作成するを元に試してみます。

  1. 作成したリポジトリをcloneします。

  2. ディレクトリを作成します。

    $ mkdir -p .github/workflows
    
  3. 下記のファイルを作成します。

    $ cat learn-github-actions.yml 
    name: learn-github-actions
    run-name: ${{ github.actor }} is learning GitHub Actions
    on: [push]
    jobs:
      check-bats-version:
        runs-on: ubuntu-latest
        steps:
          - uses: actions/checkout@v4
          - uses: actions/setup-node@v3
            with:
              node-version: '14'
          - run: npm install -g bats
          - run: bats -v
    
    $ 
    
    • それぞれの項目の意味は、下記の通りです。
    項目 説明
    name アクションタブに表示されるワークフロー名
    run-name ワークフローを実行したユーザ名
    on: [push] ワークフローのトリガー。この場合、Pushイベントが指定されている
    jobs: ワークフローで実行される全てのジョブをグループ化する
    runs-on: ubuntu-latest 実行するジョブのマシン
    steps: check-bats-versionジョブで実行される全てのステップをグループ化する。この下に欠かされていいる各項目は、個別のアクション or シェルスクリプト
    uses: actions/checkout@v4 usesキーワード。ワークフローでリポジトリのコードを使用する場合は、常にチェックアウトアウトアクションを使用する必要がある。
    uses: actions/setup-node@v3
     with:
      node-version: '14'
    指定されたバージョンの Node.jsをインストールする
    - run: npm install -g bats batsをインストールしている。

    ※batsとは?

  4. commit後、git push します。

    $ git push origin main
    Enumerating objects: 6, done.
    Counting objects: 100% (6/6), done.
    Delta compression using up to 8 threads
    Compressing objects: 100% (4/4), done.
    Writing objects: 100% (5/5), 600 bytes | 300.00 KiB/s, done.
    Total 5 (delta 0), reused 0 (delta 0)
    To github.com:zumastee/test-githubaction.git
       5d1e528..b331f43  main -> main
    $
    

ワークフロー実行のアクティビティの表示

  1. GitHubにログインし、当該リポジトリに遷移します。

  2. 「Actions」タブをクリックします。
    image.png

  3. ナビゲーションペインで、作成したワークフローをクリックします。
    image.png

  4. check-bats-versionをクリックします。
    image.png

  5. 一通り実行されていることがわかります。
    image.png

考察

今回、GitHubアクションについて簡単に試してみました。今後も継続して試してみます。

参考

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