背景・目的
L2レベルの通信を調べる機会があったので、整理しておく。
今回の対象は、MPLS、PPP、イーサネットとする。
内容
MPLS
- Multi-Protocol Label Switchingの略。
- IPアドレスの代わりにラベルを使用する仕組み。ラベルを見てパケットの連携先を判断する。
- LSR(Label Switching Router)と言われるMPLS対応のルーターが必要。
- 挙動としては、ルーターがラベルを貼り付けて、このラベルに従って通信経路を決めていく。
- 4バイトのMPLSヘッダをパケットに付与するため、高速伝送が可能。(IPヘッダの場合は20バイト)
PPP
- Point-to-Point Protocolの略。
- 電話回線などの通信回線を使用。1:1の通信で使用されるプロトコル。
- PPPは、NetWareなどTCP/IP以外のプロトコルにも対応するほか、伝送エラーの検出、アドレス情報の交換、接続相手の確認など機能を備えている。
- PPPoE(PPP over Ethernet)は、イーサネット上でPPPのデータをやりとりし、接続状態を管理するプロトコル。
イーサネット
- 有線LANなどで用いられる通信規格。
- 主にパソコンなどの信号でやり取りに用いられている規格。
- イーサネット=有線LANケーブルの規格として、広まっている。
- 工場などの産業用通信、家電、自動車に搭載されるコンピュータや通信機器を結ぶネットワークにも利用されている。
参考
- https://wa3.i-3-i.info/word12054.html
- https://www.infraexpert.com/study/mpls1.html
- https://atmarkit.itmedia.co.jp/fnetwork/tokusyuu/11mpls/mpls04.html
- https://www.otsuka-shokai.co.jp/words/ppp.html
- https://milestone-of-se.nesuke.com/nw-basic/ppppppoe/ppp-summary/
- https://www.yupiteru.co.jp/yupista/article/ethernet.html