zabbix で監視対象側にあるshell scriptの実行結果を取得する方法

概要

zabbixで柔軟な監視をするためにshell scriptを実行してその値を取得したい時がある。
最終的にshell scriptで取得した値はトリガーにかけてその値によってアラートをあげる事になるが今回はzabbix agent 経由で監視対象サーバ内にあるshell scriptを実行する方法まで説明します。

前提

zabbix server

OS : Ubuntu 22.04
Version : 6.4

監視対象

OS : Ubuntu 22.04
zabbix-agent2

scriptを実行する監視対象側の設定

1. zabbix agent でscriptを実行出来る様に以下の記述を /etc/zabbix/zabbix_agent2.conf に記載する。

AllowKey=system.run[*]

1. 対象のscriptを入れる zabbix ユーザーのhomeディレクトリに作る。
   今回は sh という名前のディレクトリを作ります。

mkdir /home/zabbix/sh

1. scriptを2で作ったディレクトリに作る。

sudo vim /home/zabbix/sh/your_script.sh

1. scriptに実行権限を付与する。

sudo chmod +x /home/zabbix/sh/your_script.sh

1. scriptのownerをzabbixに変える。

sudo chown zabbix:zabbix /home/zabbix/sh/your_script.sh

zabbix サーバ側の設定

1. ブラウザからzabbixを開き監視対象で アイテムの作成 を実行
   

2. キー に 以下を指定し、必須項目を入力する事でアイテムがscript実行後の値を取得してくれる

system.run[~/sh/your_script.sh]

終わりに

後はscriptで取得した値をトリガーにかけてアラート発報するなりすれば幸せになれます。