Azure Automation State Configuration(DSC)を利用すると、DSCサーバを用意することなくプルサーバ機能を用意することができます。
手順
- Automationアカウントのデプロイ
- VMのデプロイ
- DSC構成ファイルのインポート
- DSC構成のコンパイル
- 管理対象ノードの追加
- 結果の確認
Automationアカウントのデプロイ
任意のパラメータでAutomationアカウントを作成します。
VMのデプロイ
DSC機能で構成する対象VMを作成しておきます。OSはWindows Serverを選択しておいた方が設定が楽です。
DSCの追加
ここでインポートするファイルは下記のような宣言型のスクリプトです。
Configuration SampleConfig {
Node "WebServer" {
WindowsFeature IIS {
Name = "Web-Server"
Ensure = "Present"
}
WindowsFeature IISTools {
Name = "Web-Mgmt-Tools"
Ensure = "Present"
}
WindowsFeature xTelnet {
Name = "Telnet-Client"
Ensure = "Absent"
}
}
Node "DNSServer" {
WindowsFeature DNS {
Name = "DNS"
Ensure = "Present"
}
WindowsFeature DNSTools {
Name = "RSAT-DNS-Server"
Ensure = "Present"
}
WindowsFeature xTelnet {
Name = "Telnet-Client"
Ensure = "Absent"
}
}
}
DSC構成のコンパイル
設定したConfigを元にプルサーバ上に展開する構成をコンパイルします。これにより各ノードがDSC構成を利用できるようになります。
ノードの追加
DSCが割り当てられていることの確認
時間がたつとDSC構成が反映されます。各ノードにレポートが追加されます。
NSGにて自宅環境のIPからのHTTPを許可するルールを追加してVMのパブリックIPにアクセスすると、確かに動いていることを確認できました。