Azure Managed Grafana
GrafanaはOSSの分析視覚化ツールであり、組織内のデータを保存場所に関わらず収集・分析可能です。MicrosoftとGrafana Labsの戦略的協業によってAzure Managed Grafanaがパブリックプレビューとなりました。今回はそちらをデプロイして所感を確認しようと思います。
デプロイ
Azure Portal上でGrafanaと検索すると「Grafanaワークスペース」なるものが出てきます。そちらをクリックしてデプロイしていきます。
日本のリージョンはまだ対応していないようです。GAのタイミングで追加されるかもしれません。
アクセス許可の部分ではGrafanaのワークスペース自体のManagedIDとワークスペースに対するユーザのRBACロールを追加できます。デフォルトでワークスペースのManagedIDには監視閲覧者ロールが割り当てられ、作成しているユーザはワークスペースの管理者となります。
作成したワークスペースの概要から、エンドポイントをクリックしてワークスペースへアクセスします。
こういったGrafanaの画面にサクッとアクセスできました。
ワークスペースの使用感
データソースとしてはAzure Monitorが既定で追加されています。非常に楽ですね。
Explore画面からサクッとVMのCPU Usageなんかも出力できます。
おわりに
Azureのマネージドな環境なだけあって本当にサクッとデプロイすることができPaaS的に利用することができるのはかなりのメリットだと思います。個人的には単純にGrafanaというサービスの勉強に使えそうなのでありがたいです。ただ現時点でパブリックプレビューなこともあり、ネットワーク関連での機能が弱かったりとセキュアな環境では導入しづらい部分もあったりするかとは思います。UXとしてはかなり楽なので今後に期待です。