とりあえず結論
変換対象のwavファイルたちが存在するディレクトリで以下のコマンドを実行。
$ for targetfile in *.wav; do lame -b 320 "$targetfile"; done
※ @korogi3235 さんのコメントを受け一部修正(2020/1/18)
解説
見ての通り、for文でLAME(mp3エンコーダー)をぶん回しているだけです。
カレントディレクトリ内の全wavファイルに対して以下のコマンドを実行しているというわけです。
$ lame -b 320 hoge.wav
特に難しいこともないですが、2点だけ補足します。
1. LAMEのインストール
当然ですが、LAMEがインストールされていないと実行できません。
インストール済か分からない場合は、以下のコマンドを実行して確認します。
$ lame --version
バージョンやらコピーライトが表示されたらインストール済、そうでない場合はインストールしましょう。
インストールは、各ディストリビューションの方法に則ってください。
Debian系ならば以下のコマンド。
$ sudo apt-get install lame
2. オプションの指定
エンコード設定をオプションで指定できます。
冒頭のコマンドだと、-b 320
がエンコード設定のオプションです。
これは固定ビットレート320kbpsでのエンコードを指定しています。いわゆる最高音質です。最強の設定。
変換後のファイルサイズの大きさが気にならない場合は、基本的にこのオプションで問題ないでしょう。
ファイルサイズを小さくしたい場合は可変ビットレートモードを使用しましょう。
大文字Vのあとに0~9の数字を指定します。数字が小さいほど高音質です。
高音質が良ければ-V0
、音質をあまり重視しないのであれば携帯用の-V4
や-V6
を指定します。