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Gravio 4でLチカ

Last updated at Posted at 2021-01-20

前回はGraivo 4をインストールしてGravio 3との簡単な比較をしてみました。
今回はIoTでは定番のLチカやってみます。LチカとはLEDをチカチカさせることですね。GravioはBasicプラン以上でセンサーだけでなくライトもレンタルできるようになったので、簡単にLチカができるようになりました。

ということで、今回はこの2つを使います。
PXL_20210120_014842050.jpg

使用環境

  • Windows 10 20H2 (19042.746)
  • Gravio HubKit v4.1.4049.0
  • Gravio Studio v4.1.5432.0
  • Gravioライト
  • Gravioワイヤレススイッチ

※GravioライトとGravioワイヤレススイッチはBasicプラン(月額500円)を契約するとレンタルすることができます。

手順

スイッチとライトをペアリング

まずはGravio Studioを起動して、Hubをダブルクリックして接続します。

image.png

接続後はデバイスタブが表示されますので、右上のアイコンからデバイス一覧のダイアログを開きます。
image.png

デバイスレンタル時に送られてくるUSB接続のGravioレシーバーを接続しておくとこのように SerialのところにZigbeeと表示されますので、ここをクリックします。

image.png

ペアリングボタンが表示されるので、クリックしてペアリングを実行します。
ペアリングボタンをクリックするとGravioレシーバーが60秒間ペアリングモードになります。この間に各デバイスの方もペアリングモードにすることでペアリングが行われます。

image.png
ワイヤレススイッチの場合はこのボタンを5秒間長押ししてリセットしてください。青いLEDがチカチカしてペアリングモードに入ります。

image.png

Graioライトの方は、ボタンが裏側にあります。こちらもボタンを5秒間長押しするとリセットされ、ペアリング状態になります。

ペアリングが完了すると下のようにセンサーが一覧に表示されます。表示されない場合は、ペアリング処理をもう一度試してみてください。
image.png

また、ペアリングについては、Gravioセンサーセットアップに詳しく書かれているので見てみてください。

Gravioライトを点灯する

Gravioライトを点灯させてみます。こちらはアクションを作成することになります。
ツールバーの一番右端のアイコンをドロップダウンして、「すべてのアクション」をクリックします。
image.png

アクション一覧の画面に移動しますので、「+」アイコンをクリックしてアクションを作成します。
image.png

ダイアログでアクション名を入力します。ここでは「TurnOnLight」とします。説明も書いておくとあとからわかりやすいので書いておきます。
image.png

OKボタンをクリックするとアクションが作成されます。
image.png

作成されたアクションをダブルクリックするとアクションの編集画面に移動します。
image.png

Gravioライトを点灯するためのコンポーネントを追加します。「ステップの追加」の下の「+」をクリックします。
image.png

コンポーネントライブラリの中からGravio Lightを選択し、「選択」ボタンをクリックします。
image.png

コンポーネントが追加され、プロパティが表示されるので、「オン」のチェックボックスをチェックします。
image.png

さて、実行してみます。実行前に、Gravioライトをペアリングしたあと、緑色でチカチカ点滅していると思いますので、一度裏側のボタンを短く押します。ライトが消えると思いますので、もう一度押します。
その後、右上の「▶」ボタンをクリックします。
image.png

いかがでしょう?Gravioライトが赤く点いたと思います。
image.png

プロパティの「カラー」「輝度」を色々変えて実行してみると、様々な色になるので遊んでみてください。

Gravioライトを消灯する

同様の手順で、Gravioライトを消すアクションも作ってみましょう。
アクション名はTurnOffLightとし、どうようにGravio Lightコンポーネントを配置します。今回は消灯ですので、「オン」のチェックは外したままでOKです。

image.png
image.png
実行して消灯するか確認してみましょう。

※うまく行かない場合は、一度「オン」をチェックして、もう一度外してみてください。

スイッチと連動させてみる

最後にこの点灯、消灯をワイヤレススイッチと連動させてみます。

エリアとレイヤーを作成

右上のツールバーからデバイスタブに移動します。
image.png
デバイスタブに移動したら、ここでエリアとレイヤーを作成し、スイッチを登録します。こうすることでスイッチからのデータを受信できるようになります。
image.png
ツールバーの「+」ボタンをクリックすると、「エリアの追加」が表示されるのでクリックします。
image.png

「エリアの追加」が表示されるので、そのまま「保存」をクリックします。
image.png
エリアが追加され、「レイヤーの追加」が表示されるので、一覧から「Aqara-SingleButton」を選択し、「保存」をクリックします。
image.png
このようにエリアとレイヤーが追加されました。
image.png
ここで、エリアとはいわゆるエリア、フロアだとか部屋だとかと考えてください。レイヤーとはセンサーの種類と考えてもらえばわかりやすいかなと思います。

ワイヤレススイッチをレイヤーにバインド

データを受信するために、ワイヤレススイッチを作成したレイヤーに割り当てます。
レイヤーを選択した状態で、「論理デバイス」と書かれているバーの右端の「+」をクリックします。
image.png
すると「物理デバイスのバインド」が表示されるので該当するボタンを選択して「設定」をクリックします。
image.png
設定したら、右上の「✕」をクリックしてダイアログを閉じてください。デバイスが一覧に表示されました。

image.png

最後に右端のワイヤレススイッチをクリックしてボタンを有効にしておきます。

image.png

ワイヤレススイッチからのデータを確認

スイッチからデータを受信できているかどうかを確認します。下のツールバーから「データビューア」をクリックしてデータビューアーに移動します。
image.png
右上の「LIVE」アイコンをクリックしてライブビューモードに変更します。
image.png
ボタンをクリックするとデータが受信できていることが確認できると思います。ダブルクリックしたり、長押ししたりしてみると、それぞれのデータが受信できていることもわかると思います。
image.png

トリガーを作成してワイヤレススイッチとライトを連動

さて、ここまで来たらあとはスイッチとライトの点灯するアクションを連動させるだけです。これにはトリガーを使います。
下のツールバーから「トリガー」をクリックして、トリガータブに移動します。
image.png
右上のアイコンからトリガーを作成します。
image.png

トリガ-には次のように設定します。

プロパティ
トリガー名 ライトを点灯
エリア エリア1
キーレイヤー レイヤー1
Button Press Single Press
アクション名 TurnOnLight

image.png

ざっくり説明すると、「エリア1」の中の「レイヤー1」のボタンから「Single Press」の値を受信したときに「TurnOnLight」を実行するというトリガー「ライトを点灯」 を作成するということになります。

保存するとトリガーが追加されます。
image.png
作成直後は無効になってますので、右端のスイッチで有効にするのを忘れないでください。
image.png

さあ、では、ボタンをクリックしてライトを点灯してみましょう。いかがでしょうか?
同じようにボタンのダブルクリックに消灯のアクションを連動させると簡単な照明システムができますね。ぜひやってみましょう。
LEDTurnOnOff.gif

まとめ

長々と書いてきましたが、Gravio 4でLチカはそんなに難しくありません。ポイントは、次のとおりです。なれてくれば5分程度でできるようになるでしょう。

  1. スイッチとライトのペアリング
  2. ライトを点灯・消灯するアクションを作成
  3. エリア、レイヤーを作成してスイッチをバインド
  4. トリガーを作成してスイッチとアクションを連動
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