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(備忘録)Manjaro Linux 初期設定手順

Last updated at Posted at 2023-07-12

1. はじめに

今回は、自分自身への備忘録を兼ねて、Manjaro Linux 初期設定手順を、お伝えしたいと思います

2. この記事を読んでできること

  • Manjaro Linux の初期設定をすることができるようになる

3. 注意事項

  • 特になし

4. 必要なもの

  • USBメディア(16GB)
  • Windows OS PC(Windows11を想定)
  • balenaEtcher(USBメディア書き込みソフト)

5. Manjaro Linux OSイメージのダウンロード

  • 公式サイト から Manjaro Linux OSイメージをダウンロードする
  • 普通のデスクトップパソコンの場合は、「X86_64」を選択後、「PLASMA DESKTOP」のOSイメージをダウンロードする

6. balenaEtcher によるUSBインストーラーの作成

  • balenaEtcher などの書き込みソフトを用いて、ダウンロードしたOSイメージを、USBのメディアに書き込む

7. USBインストーラーからの起動

  • パソコン起動時にBIOS画面から起動順序を変更し、USBインストーラーから起動する

8. Manjaro Linux のインストール

  • インストーラーの画面指示に従い、Manjaro Linux をインストールする

9. Manjaro Linux の起動

  • インストール完了後、USBメディアを抜いてから、Manjaro Linux を再起動する
  • ※画面イメージは、初期設定完了後の画面キャプチャとなります

image.png

10. 初回アップデート の実行(およそ20分程度)

  • Manjaro Linux 起動後、画面指示に従い、初回アップデートを実行する

11. 日本語入力の設定

  • ターミナルを起動し、コマンドプロンプトからコマンドを実行する
コマンドプロンプト
// 必要パッケージのインストール
$ sudo pacman -S fcitx
$ sudo pacman -S fcitx-mozc
$ sudo pacman -S fcitx-im fcitx-configtool

// .xprofile ファイルの新規作成
$ vi .xprofile

export LANG=”ja_JP.UTF-8″
export XMODIFIERS=”@im=fcitx”
export XMODIFIER=”@im=fcitx”
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export DefaultIMModule=fcitx

// .bashrc ファイル末尾への追加書き込み
$ vi .bashrc

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIER=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

// 再起動
$ sudo shutdown -r now

12. 入力メソッドの設定

  • タスクバー右側のキーボードアイコン(または「あ」アイコン)を右クリックし、「インプットメソッドを設定」から「入力メソッドの設定」ウィンドウを開き、「全体の設定」タブから「入力メソッドのオンオフ」を任意の設定に変更する
  • MacOS と同じ入力切り替えにしたい場合は、「無変換(Muhenkan)」キーおよび「変換(Henkanmode)」キーを設定する

image.png

13. キー設定の選択

  • タスクバー右側のMozcツール(スパナアイコン)を左クリックし「設定ツール」を選択し、「キー設定の選択」を任意の設定(「ことえり」)に変更し、「OK」ボタンをクリックする

image.png

14. 日本語入力を試す

  • Kate(テキストエディタ)を起動し、日本語入力の切り替えが動作することを確認する

image.png

15. Google Chrome ブラウザのインストール

  • ターミナルを起動し、コマンドプロンプトからコマンドを実行する
コマンドプロンプト
// Google Chrome ブラウザのインストール
$ sudo pamac build google-chrome

16. Nvidiaドライバーのインストール

  • ターミナルを起動し、コマンドプロンプトからコマンドを実行する
  • 既にドライバが適用されている場合を鑑み、あらかじめ「 inxi -G 」コマンドで現在の設定内容を確認するとよさそうです
  • 私の環境では、Nvidiaドライバーインストール前は、低解像度のHDMI出力しかできませんでしたが、Nvidiaドライバーインストール後は、4KディスプレイへのDPポート出力がおこなえるようになりました
コマンドプロンプト
// インストール前の設定内容を確認
$ inxi -G
Graphics:
  Device-1: NVIDIA GP104 [GeForce GTX 1070 Ti] driver: nouveau v: kernel
  Display: x11 server: X.Org v: 21.1.8 with: Xwayland v: 23.1.2 driver: X:
    loaded: modesetting dri: nouveau gpu: nouveau s-res: 1920x1080
    resolution: 1920x1080
  API: OpenGL v: 4.3 Mesa 23.0.4 renderer: NV134 

// NVIDIAドライバをインストール
$ sudo mhwd -a pci nonfree 0300

// 再起動
$ sudo shutdown -r now

// 再起動後に設定内容を確認
$ inxi -G
Graphics:
  Device-1: NVIDIA GP104 [GeForce GTX 1070 Ti] driver: nvidia v: 535.54.03
  Display: x11 server: X.Org v: 21.1.8 with: Xwayland v: 23.1.2 driver: X:
    loaded: nvidia gpu: nvidia s-res: 1920x1080
  API: OpenGL v: 4.6.0 NVIDIA 535.54.03 renderer: NVIDIA GeForce GTX 1070
    Ti/PCIe/SSE2

17. CUDAのインストール

  • ターミナルを起動し、コマンドプロンプトからコマンドを実行する
コマンドプロンプト
// CUDAパッケージをインストール
$ sudo pacman -S cuda cudnn

// 環境変数を設定(bash環境では ~/.bashrc へ追記書き込みするとよさそうです(未検証)
$ echo 'export LD_LIBRARY_PATH="$LD_LIBRARY_PATH:/opt/cuda/lib64"' >> ~/.zshenv
$ echo 'export CUDA_HOME=/opt/cuda/' >> ~/.zshenv
$ source ~/.zshenv

18. ホームディレクトリの日本語化

  • ターミナルを起動し、コマンドプロンプトからコマンドを実行する
コマンドプロンプト
// ホームディレクトリに移動
$ cd

// 変更前の確認
$ ls
ダウンロード  テンプレート  デスクトップ  ドキュメント  ビデオ  音楽  画像  公開

// 必要ライブラリのインストール
$ sudo pacman -S xdg-user-dirs-gtk

// ホームディレクトリを日本語化
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

// 変更後の確認
$ ls
Desktop  Documents  Downloads  Music  Pictures  Public  Templates  Videos  デスクトップ

// デスクトップ 内のファイル確認
$ ls -la ./デスクトップ

// デスクトップ ディレクトリの削除(必要なファイルが存在しないことを確認してから実行kしましょう)
$ rm -rf ./デスクトップ

19. SSD の Trim コマンド有効化確認

  • ターミナルを起動し、コマンドプロンプトからコマンドを実行する
コマンドプロンプト
// Trim コマンドの有効化を確認
$ sudo systemctl status fstrim.timer
● fstrim.timer - Discard unused filesystem blocks once a week
     Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/fstrim.timer; enabled; preset: disabled)
     Active: active (waiting) since Thu 2023-07-13 00:03:16 JST; 22min ago
    Trigger: Mon 2023-07-17 00:36:36 JST; 4 days left
   Triggers: ● fstrim.service
       Docs: man:fstrim

 7月 13 00:03:16 manjaro systemd[1]: Started Discard unused filesystem blocks once a week.

// Trim コマンドの有効化(必要に応じて実行)
$ sudo systemctl enable fstrim.timer
$ sudo systemctl start fstrim.timer

20. GParted のインストール

  • ソフトウェアの追加と削除から、GParted をインストールする

image.png

21. おわりに

いかがでしたでしょうか?Manjaro Linux の初期設定をすることができたのではないかと思います
今回の記事が、みなさまの学習の参考になれば幸いです

2023/7/12 TAKAHIRO NISHIZONO

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