1. はじめに
2018年12月12日のEcho Show国内発送開始をうけ、Alexaスキルのディスプレイ対応のニーズが高まってきていることかと思います。今回はAlexaスキル開発中級者向けに、Alexaスキル開発で簡単ディスプレイ対応をお伝えしたいと思います。
- Alexaスキル開発中級者を対象としています。
- 対象:askコマンドを理解し、利用できること。
1-1. この記事を読んでできること
- コマンドラインを用いて、ディスプレイ対応のAlexaスキルを作成できるようになる。
1-2. 前提条件
今回は、以下の開発環境を前提条件としています、ご自身の開発環境に合わせて、記事を読みかえて頂ければと思います。
- ask cli コマンドの利用を想定。(参考:Alexa Skills Kitコマンドラインインターフェース(ASK CLI)クイックスタートガイド)
- Windows10上のUbuntuコマンドラインの利用を想定。(参考:Windows 10でLinuxプログラムを利用可能にするWSL(Windows Subsystem for Linux)をインストールする
- Windows10上の作業フォルダは、『c:\Alexa』となります。Ubuntuコマンドでは、『/mnt/c/Alexa』が該当します。
1-3. 情報源
Amazon公式のハンズオン(初級・中級)や、connpassなどでハンズオンイベントを開催してくださっているクラスメソッドさまのハンズオンを幾度となく受講することで得た知見を元に、本記事を作成いたしました。
ハンズオンを開催してくださっているご関係者の皆さまにお礼申し上げます。ありがとうございます。
2. AlexaサンプルZIPの入手
AlexaサンプルZIPを、こちら the-seed-world.zip からダウンロードしてください。
- ファイルサイズは、157KB程度です。
3. Alexaサンプルのデプロイ
- AlexaサンプルZIPを、ローカル開発環境の任意のディレクトリで解凍してください。
- 解凍後コマンドラインから、the-seed-worldディレクトリ内に移動し、同ディレクトリ内に『skill.json』ファイルが存在していることを確認してください。
- コマンドラインから、以下のコマンドを実行し、Alexaスキルをデプロイしてください。
Ubuntuコマンドライン
#作業ディレクトリに移動(the-seed-worldディレクトリ内に移動してください)
$ cd the-seed-world
#スキルのデプロイ(skill.jsonと同じディレクトリ内でコマンド実行してください)
$ ask deploy
4. シミュレータおよび実機テスト
- 原則、以上の手順でディスプレイ対応済みのAlexaスキルが作成済みかつ、実行可能な状態となります。
- 動作確認として、Amazon Developer Portalテストシミュレータ、ディスプレイ無しEchoおよびディスプレイ有りEchoにて、動作確認をおこなってください。
5. おわりに
いかがでしたでしょうか?3分クッキング並みの内容となりますが、今回のサンプルをベースにみなさん独自のディスプレイ対応Alexaスキルの数が増えていっていただけると、幸いです。
- サンプルソースプログラムに不備がございましたら、コメントにてご連絡、ご指摘をどうぞよろしくお願い申し上げます。
2018/11/04 ぞの