1. はじめに
今回は、自分自身への備忘録を兼ねて、Raspberry Pi に Android互換OS(LineageOS)をインストールする方法を、お伝えしたいと思います。
参考文献:YouTube:AndroidOS互換 LineageOSを試す
参考文献:LineageOSベースのバージョンを使用してRaspberryPiにAndroid11をインストールする方法
2. この記事を読んでできること
- Raspberry Pi に Android11 互換OS(LineageOS)をインストールできるようになる。
3. 注意事項
- 現時点のLineageOSでは、日本語入力がおこなえないとのこと。
- AndroidOS互換のため、正常動作しないAndroidアプリがあるとのこと。
4. 必要なもの
- Raspberry Pi(この記事では Raspberry Pi4 を利用)
- SDカード(16GBもあれば十分だと思いますたぶん)
- インターネット環境(有線LAN推奨)
- キーボード
- マウス
- HDMIディスプレイ
5. LineageOS の入手(所要時間:10分)
- 以下の手順に従い公式サイトから、OSイメージファイル(lineage-18.1-20220121-UNOFFICIAL-KonstaKANG-rpi4.zip)をダウンロードする。
- 公式サイトを開く。(https://konstakang.com/)
- 「Devices」→「Raspberry Pi 4」をクリックする。
- 「ROM」から「LineageOS 18.1 - KonstaKANG (Android 11)」をクリックする。
- ダウンロードリンク https://www.androidfilehost.com/?fid=17825722713688273839 をクリックする。
- 「Primary download」をクリックする。
https://www.androidfilehost.com/?fid=17825722713688273839
参考:この記事作成時のファイルバージョン:lineage-18.1-20220121-UNOFFICIAL-KonstaKANG-rpi4.zip
6. microSDカードのフォーマット
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SD Formatter for Windowsなどのソフトを用いて、使用するmicroSDカードをフォーマットする。
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フォーマット形式は「FAT32」を選択することを推奨します。
7. microSDカードへOSイメージの書き込み(所要時間:10分)
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Etcherなどのソフトを用いて、使用するmicroSDカードへOSイメージを書き込む。
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Etcherは、圧縮されたままのOSイメージ(拡張子が.img以外)を解凍せずにそのまま扱えておすすめです。
8. microSDカード の完成
完成した microSDカード を、PCからおもむろに抜き取る。
9. LineageOSの起動
- Raspberry PiにmicroSDカードを挿入し、LineageOSを起動する。
- 1分もしないうちにOSが起動すると思います。
10. LineageOSの初期設定
- 通常のスマートフォン&タブレット同様に、初期設定をおこなう。
11. 基本操作
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ホーム画面表示後の基本操作は以下のとおり。
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F1キー:ホーム
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F2キー:バック
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F3キー:マルチタスク
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F4キー:メニュー
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F5キー:電源操作(F5長押し)
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F11キー:ボリュームダウン
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F12キー:ボリュームアップ
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矢印キー:移動
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詳細は、FAQ をご参考ください。
12. おわりに
いかがでしたでしょうか?Raspberry piをAndroid 11 互換機として動作を試すことができたのではないかと思います。
今回の記事が、みなさまの学習の参考になれば幸いです。
2022/04/04 TAKAHIRO NISHIZONO