なるべくシンプルな配線でトリプルディスプレイ環境を構築した時に、思ったよりケーブル周りで悩んだので、記録としてまとめておきたいと思います。
OSや使っている端末によって差があるみたいなので、自分の環境にあったものを探してください。
お金がある人はthunderboldのドックを買えば大体解決します(3万円前後)
知っておきたかったこと
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ハブでUSB Type-Cは増やせない
1つのUSB Type-C端子から2つのUSB Type-Cに分岐させることは難しいです
給電用、データ用などに分岐することはできます
詳しい理由はこちら -
ハブでは1つのUSB Type-C端子から複数のモニタに拡張出力はできない
- ミラーリングや同じ画面を拡張ならできます
- 高価なドックだとできるものもあります
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いい感じのハブはそれだけで電気を食う
- 電源が弱いものだと急速充電できなかったりするので、注意してください
- ものによっては電源を繋いでいないと使えないものもあるみたいです
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Thunderbolt 3とUSB Type-Cは違う
- Thunderbolt 3は通信の規格の1つ、USB Type-Cはコネクタの規格の1つです
- Thunderboltだとできないみたいなこともあるので、MacBookユーザーは要確認
筆者の環境
- MacBook Pro (13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 ports)
- BenQ アイケアモニター GW2480T
- LGのモニタ 21.5インチ
- 有線キーボード
- Magic Trackpad 2
- アプリ開発でandroid端末やiPhone端末を繋ぐことがしばしば
モニタやキーボードを1つずつ繋いでもいいのですが、アプリ開発時に接続口が足りなくなる問題が発生していました。
また、在宅勤務のため、自分のPCと会社用のPCの切り替えがとても面倒でした(会社のPCもMacBook Proです)。
最終的に買ったもの
データ転送、microSD&SDカードスロット、4K 30Hz HDMIポートを搭載し、PD対応によるフルスピード充電が可能なUSB-Cハブ(商品の説明より引用)
1つの端末に以下のポートが接続可能です。
- USB 3.0*2
- USB C*2
- microSD
- SD
- HDMI
選んだ理由
- 価格がそこそこ(5,999円)
- hdmi、給電、usb接続が1つのハブでできる
- 安定のAnker
理想は1つのケーブルで完了させることでしたが、諦めて以下のような構成になりました。
MacBook Pro
├ anker(Type-C)
| ├ LGのモニタ(HDMI)
| ├ 有線キーボード(USB 3.0)
| └ 電源(Type-C)
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└ BenQモニタ(Type-C)
他に候補にあがったものとダメだった理由
以下の製品はどれもいいなと思ったのですが、自分の端末や環境に合わなかったため断念しました。
Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD
- HDMI接続口は2つあるが、macは拡張できない
- イーサネットはいらない
Satechi アルミニウム Type-C デュアル マルチメディア アダプター
- 結局2つのポートを使用する
- ケーブルの長さが短いためハブが浮く(PCスタンドを使っているため)
- 値段が高い
Satechi Type-C アルミニウム Proハブ
- Type-Cで映像出力ができない
- ケーブルをたくさんつけると、重さでmac側の接続口が傷みそう
- ケーブルをつけていない状態は一番スタイリッシュだが、ケーブルをつけた時に端末周りにケーブルがごちゃつきそう