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Ubuntu 18.04LTS(しかもVMware)でMIDI音源と双方向接続

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#あらまし

昔懐かしMIDI音源Roland SK-88Proを引っ張り出して、Ubuntuで双方向に接続、つまりPCから音源にMIDIを送りPCで音源から音声を受信(再生)できないかと試しました。使ったUbuntuは18.04LTS(しかもVMware上でゲストOSとして動作)です。何カ所かつまづきながらも成功しました。備忘録も兼ねて方法を記します。

#ハードウェア構成

PC VAIO VJS122C11N (多分ここは問題になりません。USB 2.0互換端子が2個以上あれば大丈夫なはず。)
音源 Roland SK-88Pro
PC→音源接続 Roland UM-ONE mk2
音源→PC 標準的なステレオRCA-3.5mm変換ケーブル → UGREEN USB-オーディオ変換アダプタ

買ってから気付いたのですが、UGREENのオーディオ変換アダプタはマイク側がモノラルにしか対応してないのでお勧めしません。

Roland純正のRS-232CケーブルDSS-091もあるのですが、ALSAがUSB-RS232C変換器に対応してない模様。諦めました。

#ソフトウェア構成

ホストOS Windows 10
仮想化プラットフォーム VMware Workstation 15 Player
ゲストOS Ubuntu 18.04LTS
ALSA (一番大事かも)これです。Ubuntuでは

% apt install alsa-utils

して下さい。

#PC→音源接続 & 音源→PC接続

UM-ONE mk2は、初回PC接続時にデバドラが自動インストールされます。うまくいかない場合はここからどうぞ。
SK-88Proは電源を入れる前に、側面のコンピュータ・スイッチを一番左の「MIDI」にしておき、またUM-ONE mk2の二つのMIDIケーブルをレリーフされている「CONNECT TO MIDI IN」「CONNECT TO MIDI OUT」表記に従って音源背面の端子に接続します。私のようにVMware使ってる人は、接続先をゲストOSにするのを忘れないようにしましょう。

音声出力用に、音源側面のOUTPUT端子とUSB-オーディオ変換器のマイク端子を接続します。UGREENの変換器はOSの標準デバドラで使用できます。

#PC音声設定

ここが一番ハマりました。マイク入力はデフォルトではPCスピーカと切り離されている(当然ですね)ので、これをつないでやらないと音が聞こえません。

Windows10のスタートメニューから「設定」→「システム」→「サウンド」と進みまして…
hoge.jpg
fuge.jpg
出力デバイスは音を出したいスピーカ(私の場合はPC内臓スピーカ)、入力デバイスは「マイク(USB Audio Device)」をそれぞれ選びます。
hage.jpg
さらに下の方にある「サウンド コントロールパネル」を選んで…
une.jpg
「録音」タブの中にある「マイク」を選び「プロパティ」を開きます。
unyo.jpg
yatta.jpg
上のように「聴く」タブで「このデバイスを聴く」にチェックしたのち、「適用」を押せば準備完了です。

#ALSA PlayerでSMF再生

シェルで

% aplaymidi -l

とし、使えるポート一覧を確認します。私の環境では

 Port    Client name                      Port name
 14:0    Midi Through                     Midi Through Port-0
 16:0    Ensoniq AudioPCI                 ES1371
 20:0    UM-ONE                           UM-ONE MIDI 1

となりました。使いたいのはもちろん一番下のUM-ONE MIDI 1です。クライアント番号20のポート0ですので、

% aplaymidi -p 20:0 <SMF名>

とすればPCスピーカから音が聴こえてくるはずです。

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