関数を引数として渡す方法（Go言語）

Go言語では、関数を他の関数の引数として渡すことができます。これは高階関数（higher-order functions）と呼ばれ、関数型プログラミングの強力な機能の一つです。

基本的な使い方についての例

まず、関数を引数として渡す基本的な方法を見てみましょう。以下は、簡単な例です。

package main

import (
    "fmt"
)

// 関数型の定義
type operation func(int, int) int

// 関数を引数に取る関数
func compute(a int, b int, op operation) int {
    return op(a, b)
}

// 足し算の関数
func add(x int, y int) int {
    return x + y
}

// 引き算の関数
func subtract(x int, y int) int {
    return x - y
}

func main() {
    a, b := 5, 3

    // 足し算を実行
    sum := compute(a, b, add)
    fmt.Printf("足し算: %d + %d = %d\n", a, b, sum)

    // 引き算を実行
    diff := compute(a, b, subtract)
    fmt.Printf("引き算: %d - %d = %d\n", a, b, diff)
}

上記のコード：
https://go.dev/play/p/ztv71ZaA3RP

上記のれとして説明します。

関数型の定義

上記のコードでは、operationという関数型を定義しています。この型は、2つの整数を引数に取り、整数を返す関数を表します。

type operation func(int, int) int

関数を引数に取る関数

次に、computeという関数を定義しています。この関数は、2つの整数とoperation型の関数を引数に取り、その関数を実行して結果を返します。

func compute(a int, b int, op operation) int {
    return op(a, b)
}

操作を行う関数

addとsubtractは、それぞれ足し算と引き算を行う関数です。

func add(x int, y int) int {
    return x + y
}

func subtract(x int, y int) int {
    return x - y
}

まとめ

Go言語では、関数を引数として渡すことで、コードの柔軟性と再利用性を高めることができます。高階関数を使用することで、汎用的な操作を簡潔に記述することが可能です。ぜひ、実際のプロジェクトで試してみてください。