Pythonの文字列メソッド一覧と解説

Pythonには、文字列を操作するための便利なメソッドが多数用意されています。これらのメソッドを使うことで、テキストの変換や検索、判定などを簡単に行うことができます。

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1. capitalize()

   "Hello World".capitalize()  # "Hello world"
   

   • 文字列の最初の文字を大文字にし、それ以外を小文字にする。

2. casefold()

   "Hello World".casefold()  # "hello world"
   

   • すべての文字を小文字に変換する（lower()よりも多くの言語の文字を考慮）。

3. count(substring)

   "Hello World".count("o")  # 2
   

   • 指定した部分文字列（o）の出現回数をカウントする。

4. find(substring)

   "Hello World".find("Wor ld")  # -1
   

   • 指定した部分文字列の最初の位置を返す。見つからない場合は -1。

5. index(substring)

   "Hello World".index("Hello")  # 0
   

   • 指定した部分文字列の最初の位置を返す。見つからない場合はエラー（ValueError）。

6. isalnum()

   "Hello World".isalnum()  # False
   

   • 文字列が英数字（A-Z, a-z, 0-9）のみで構成されている場合に True を返す（スペースがあると False）。

7. isalpha()

   "Hello World".isalpha()  # False
   

   • 文字列がアルファベットのみの場合に True を返す（スペースがあると False）。

8. isascii()

   "Hello World".isascii()  # True
   

   • 文字列がASCII文字（0-127の範囲）で構成されている場合に True を返す。

9. isdecimal()

   "Hello World".isdecimal()  # False
   

   • 文字列が10進数字（0-9）のみで構成されている場合に True を返す。

10. isdigit()

    "Hello World".isdigit()  # False
    

    • 文字列が数字（0-9）のみで構成されている場合に True を返す。

11. isidentifier()

    "Hello World".isidentifier()  # False
    

    • 文字列がPythonの識別子（変数名など）として有効なら True を返す（スペースがあるため False）。

12. islower()

    "hello world".islower()  # True
    

    • 文字列がすべて小文字なら True を返す。

13. isnumeric()

    "Hello World".isnumeric()  # False
    

    • 文字列が数値（整数、小数、分数など）で構成されている場合に True を返す。

14. isprintable()

    "Hello World".isprintable()  # True
    

    • 文字列がすべて印刷可能な文字で構成されている場合に True を返す（制御文字があると False）。

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補足

文字列操作は、データ処理やテキスト解析などのさまざまな場面で活用されます。
例えば、ユーザー入力のバリデーション（isalpha() や isdigit() を使用）や、文字列の正規化（casefold()）など、Pythonの標準メソッドを活用することで効率的なコードを書くことができます。