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Vimを一ヶ月使った感想

Last updated at Posted at 2021-05-27

前書き

Vimについてずっと勉強したかったのですが、
最近にやっと勇気を出てキャッチアップして、
VSCとIdea両方にVimのプラグイン・エクステンションを入れて、
一ヶ月Vimのみのプログラミングを挑戦してみました。

結論を先に言いますと、
最初は確かにいろいろ苦労したけど、
でも使えば使えるほど手ごたえを感じていて、
「めっちゃ便利だ!」というレベルほど上手にはなってないだけど、
これからずっとVimを利用して開発してもそんなに抵抗感がないなぐらいの実感です。

今回の記事では、
自分がこの一ヶ月間でVimを使ってみて、
どんなコマンドを一番使っているか、
統計的にな意味合いで「どんなコマンドからVimを勉強すればよいか?」、
のヒントやアドバイスになれればいいなと思います。

カーソル動く系

使用頻度(高):hjkl

  • h:←
  • j:↓
  • k:↑
  • l:→

最初はちょっと「どれがどれだっけ」を考えながらやってたんですが、
一ヶ月も経ったので、
今は思わず自由自在に←↓↑→をコントロールできます。

使用頻度(高):w

lで文字ごとに一個一個右に移動させるのはだるいので、
wが方が早いですね。

単語毎にカーソルを右方向に移動させる。

使用頻度(中):e

基本的にwを使う場合が多いのですが、
wで行き過ぎた場合に、eを使います。

単語ごとに単語の最後の文字に移動させる。

使用頻度(やや高):b

wの逆ですが、hで一個一個移動させるのもだるいので、
だるいと感じたらbを使い始めるイメージです。

単語ごとに前の単語に移動させる。

使用頻度(中):gg と G

ログを見るときとか、一番下の行に何かを追加した場合に、gg/Gを利用する場合がありますね。

  • gg: 一番上に
  • G:一番下に

使用頻度(中):数字G

特定の行に行きたい場合にこれを使います。

でも大体のIDEはCtrl + Gで同じ機能をサポートしているので、
Ctrl + Gを使った方が便利の気がします。

でもVimのエクステンションやプラグインを入れる場合に、元のCtrl + Gが使えなくなるので、
手動でVim側のCtrl + Gを外す必要があります。

使用頻度(中):{ と }

jjjjjjjをずっと打つことも面倒くさいし、10jとか42jとかもあるけど、
{}はやはりたまに使います。

段落ごとにカーソルを移動させる。

  • {:上の段落
  • }:下の段落

使用頻度(中):N / n

前・次の検索結果に移動させる。.と併用する場合が多いです。

  • N:前に
  • n:次に

使用頻度(中):0w

これは便利かもしれませんが、ちょっと0が若干遠いので
行の先頭の単語に移動させる。

もし先頭に空白が存在していない場合に、0だけで十分です。

if (a) {
  const b = 42;
  //    ↑ cursor is here
}

// 0wを押した後

if (a) {
  const b = 42;
//↑ cursor will go to here
}

I + Esc + lと一緒。

使用頻度(中):-

一個上の行の先頭(空白を全部飛ばす)に移動させる。

if (a) {
  const b = 42;
  //    ↑ cursor is here
}

// -を押した後

if (a) {
 // cursor will go to here
  const b = 42;
}
if (a) {
  const b = 42;
  const c = b + 1;
  //    ↑ cursor is here
}

// -を押した後

if (a) {
//↓ cursor will go to here
  const b = 42;
  const c = b + 1;
}

使用頻度(高):*

カーソル下の文字を検索できます。
特に関数や変数に遷移したい場合に結構便利ですね。

//     ↓ cursor is here
const foo = () => {};
foo();

// *を押した後

const foo = () => {};
foo();
 // cursor will go to here

-*@Pseudonymさんの提供です、ありがとうございます!

使用頻度(中):$

行の最後に移動する場合に、基本的に何かを挿入したいケースが多いので、
Aを使う方がおおですね。
また$を使いたい場合でも、A Escを使う場合が多いです。

カーソルを行の最後に移動させる。

使用頻度(中):t文字 / f文字

  • t文字:文字の一個前のポジションにカーソルを移動させる。
  • f文字:文字のポジションにカーソルを移動させる。
const a ='hello world'
//    ↑ cursor is here

// tlを押した後

const a = 'hello world'
//          ↑ cursor will go to here
const a ='hello world'
//    ↑ cursor is here

// foを押した後
const a = 'hello world'
//             ↑ cursor will go to here

// もう一回fo
const a = 'hello world'
//                ↑ cursor will go to here

ヒント: なるべく頻度の低い文字でジャンプ。これで操作の回数を減らせます。

モード切り替え

使用頻度(高):Esc

なるべくINSERTモードを入らないように、
何かをインプットした後に、すぐESCを押す習慣ができました。

基本的にNORMALモードにするべきです

使用頻度(高):i

それはそうだね、何かを挿入したいときに、iでINSERTモードに入るわけですね。

使用頻度(中):I

カーソルを行の先頭に移動させ、INSERTモードに入る。

0iと一緒。

使用頻度(やや高):a

iとちょっと似ているのですが、たまにはaiを使い分けられると気持ちが良くなります。

カーソルの一個後ろの文字にINSERTモードに入る。

i→と一緒。

使用頻度(中):A

これはあまり目立たないだけど、以外と高い頻度で利用しています。
行の最後にカーソルを移動させ、INSERTモードに入る。

$aと一緒。

使用頻度(高):o

改行したいときに、新しい行を追加したい場合とか結構あるので、
よく活用しています。

A+Enterと一緒。

使用頻度(中):O

たまには前の行に何かを挿入したい場合にこれを使いますね。

kA+Enterと一緒。

NORMALモードのままの操作

使用頻度(高):dd

行を削除することが結構あるので、めっちゃ使っています。

現在行を削除する。

使用頻度(やや高):D

これも以外と使っています。
特に=にカーソルを移動させて、D=の右側を全部削除するとかのケースの場合。

const a = 'some string here';
//         ↑ cursor is here

// Dを押した後

const a = '
// 上記になる

現在のカーソルの右側全てを削除する。

d$と一緒。

使用頻度(高):dw

これは一番使われるケースなので、当然:高です。
単語一個削除する。

使用頻度(高):dt文字 と df文字

やっぱりdwdwdwdwは面倒くさいと思う時があるので、
例えば:

const greeting = 'Hello World!!';
// cursor is here ↑

// dwdwdwを押した後
const greeting = '
const greeting = 'Hello World!!';
// cursor is here ↑

// dt'を押した後
const greeting = '';
const greeting = 'Hello World!!';
// cursor is here ↑

// df!を押した後
const greeting = '!';

ちょっと練習が必要ですが、
慣れてしまうと意外と使いやすいです。

  • dt + 文字: それぞれ特定の文字まで
  • df + 文字:特定の文字(含む)まで

を全部削除する。

使用頻度(やや高):C

Dと似ていますが、現在のカーソルの右側全てを削除する。また、INSERTモードに入る。

Daと一緒。

使用頻度(高):cw

特に変数の名前を変更したい場合によく利用してます。
dwと似ていますが、現在の単語を削除して、INSERTモードに入る。

dwiと一緒。

使用頻度(やや高):ct文字 と cf文字

dtdfと似ているのですが、該当の単語を削除してINSERTモードに入る。

使用頻度(中):v

まあこれが便利ですが、何かを選択して次にコピーとか、削除とか、修正とかしたい場合に利用することが多いですが、
私はあまり利用していないですね。

VISUALモードに入る。

使用頻度(高):V

意外とこれがよく使っています。
行ごとに選択する。

例えば複数行を削除したい場合に、
私はddddddで三行を削除するのではなく、
Vjjdを利用することが多いですね。

なんか何かを選択してから操作するのほうが安心ですね。

使用頻度(高):.

よくある利用例としては、cwで単語を変更しました、
別のところの同じ単語があれば、それにフォーカスして.を押すと、
その単語も同じように変更できます。

一個前の操作をリピートする。

dddddd = dd..

使用頻度(中):~

変数名のcamelCaseがちゃんとなっていない場合にこれを使います。
わざわざINSERTモードに入って、削除して、新しい文字を入力して、とかの操作をしなくても済むので。

大文字・小文字に変更するコマンドです。

使用頻度(中):/キーワード

Ctrl + Fと同じイメージですね。
IDEのCtrl + Fは便利なので、あまり/を利用していないですが、.と併せて利用すると以外と便利です。

例えば:
n -> . -> n -> .
というイメージで、次にマッチした文字列に行って操作をリピートする、また次に行って操作をリピートするとかです。

使用頻度(高):x

dwでうまく意図通りに削除してくれない場合に、xxxxを連打します。
連打にストレスを感じたら、vでVISUALモードに入って削除したい文字列をwlを併せて選択して削除しましょう。

使用頻度(高):u

誰だってミスするのでこれは高でしょう。
一個前の操作を取り消すコマンドです。

使用頻度(高):Ctrl + r

誰だってミスをさらにミスするのでこれも高でしょう。

uの操作を取り消すコマンド?たぶんそういうイメージです。

使用頻度(中):s

cwを使うケースが多いので、sをあまりって感じですね。
カーソルの文字or選択した文字列を削除してINSERTモードに入る。

使用頻度(中):yw

たまには単語をコピーしたいですが、
でもちょうど単語にフォーカスしていないと、わざわざ単語にカーソルを移動させるのも面倒くさいので、
あまり利用していないですね。

単語をコピーする。

使用頻度(高):yy

これは結構利用しています。
一行をコピーする。

使用頻度(高):p

正しくペーストするためにカーソルのポジションを正しくなってないと、
ペーストが意図通りにならないことをさんざん経験しました。(単語の最後の文字以前にペーストしてしまったとか)
皆様同じような悩みがありますかね?
コピーしたものをペーストする。

// コピーした文字列:world
const a ='hello'
//             ↑ cursor is here
const a = 'hello'world

//pを押した後

const a ='hello'
//            ↑ cursor is here
const a = 'helloworld'
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