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【ポエム】NYAGOS 2017年ふりかえり

Last updated at Posted at 2017-12-30

Nihongo Yet Another GOing Shell についての駄文です。関心ある方に読んでいただければと


Luaデータ共有との戦い

完全に改善した!(← うさんくさい)

  • 4.0
    • 全コマンド(=goroutine~スレッド)で 1-Lua インスタンスを共有
    • データ共有に問題はなかったが、クラッシュ多発
  • 4.1
    • コマンドごとに Lua インスタンスを分離 ⇒ 動作が安定
    • 反面、グローバルとコマンド間でのデータ交換が不便に
      • テーブルshare[]以外の変数・関数が、相互参照不能に
  • 4.2 [New!]
    • Luaインスタンス作成時に、親のグローバル変数・関数を、子にフルコピー
      • 通称「なんちゃってfork
    • ローカル変数や、クロージャーから参照される変数は複写できない
    • 子で設定したデータは、親や兄弟コマンドからは見えない
      • fork を持つ UNIX系/bin/sh でも、同じ現象が発生する(fork と同じ)
      • share[] の出番は減ったが、まだ必要

foreach・ブロック-if

念願の foreach ・ブロック-if を手に入れたぞ

image.png

if /i "%PROCESSOR_ARCHITECTURE%" == "AMD64" then
    set "PATH+=%USERPROFILE%\Share\bin64"
end
  • 今のところ nyaos-3000互換系(endifもendのエイリアスとして使える)
    • CMD.EXE のように、丸括弧を使う構文に合わせたいが、丸括弧の構文解析は難しい(まだ俺には)
  • _nyagos(バッチ風) と .nyagos(Lua)、設定ファイルが複数あっても混乱するだけかも
    • また、迷いが出てきた > Lua 一本でゆくか、バッチ構文併用でゆくか

gawk と PowerShell

はんぶん、ざつだん

  • 「gawk にうまくコマンドを引き渡せない」という問題はその後発生していない
    • そもそも俺が使ってないからかな!
    • gawk が使える CSV って、要素に改行とかカンマ含められないから…(震え声)
  • PowerShell をよく使うようになった
    • CSVだけでなく、Excelの読み書きも出来るしな!
    • -ExecutionPolicy RemoteSigned」が面倒。エイリアスできるが、スクリプトだけ手軽に他人に渡しにくい
    • Write-Output 、画面幅単位で勝手に改行コードを出すの、なんとかなりませんか!([System.Console]::WriteLine でも使えと申すか?)
  • ビルドスクリプトを「バッチ埋め込み型PowerShell」にした
    • 事実上、なんでもできる
    • make get-lua64 とか make get-lua32 ⇒ lua53.dll をダウンロードできるよ
    • go-versioninfo.exe がなければ、自動的にダウンロードッ

バージョン・ブランチ・配布管理

一人開発なので、手間暇をかけすぎても、報われない。バランス大切

4.2 より

  • 安定版(master)は「バイナリ」配布する
  • 開発版(develop)は、開発ブランチを別途設けるだけで、いちいちバイナリ配布しない
  • 双方共通の不具合が出たら、まず安定版で修正し、それをdevelopへmergeする

    • rebase すると、github緑化詐欺になりそうだったから
  • 一人開発の場合、手間暇と品質のバランス的に、この方式が一番かも

    • 過去、他のツールで開発版もバイナリを出していたが、結構たいへんだった
    • 挑戦的な改変をきちんとわけて、安定版もいつでも公開しやすくなった

新たな組み込みエンジンの模索

別のツール(expect for Command Prompt)開発で、GopherLua を試用

  • これまで使わなかった理由
    • パターンマッチ機能が正規表現になっている
    • 外部のLua用のライブラリが使えない
  • 現在:使わない理由があまりない
    • Lua本家互換のパターンマッチになっている(ように見える)
    • そもそも、外部のLuaライブラリ、ほとんど使ってない

少しずつ lua53.dll 依存コードの集約を進めているが、量がまだ多いため、GopherLua 切り替えはまだそうとう先に


ユーザの利用スタイルの多様性を全て追えない

  • 「画面幅が大きいと、画面が乱れる」

    • MS-API の画面サイズを保持する変数のサイズが signed short
      • うっかり掛け算をそのまますると 32767 を超えてしまい、オーバーフロー。
      • Ctrl-L で画面を奇麗に消しきれない状況に
    • ユーザには画面幅が多いという自覚がない。開発者は普段80桁でやってるから、ターミナルの問題に見えてしまう
    • NYAGOS 4.2.2_2 にて解消
  • 「start が動かない」

    • 「%PATH% をたどってくれない」という意味だが、分からなかった。
    • CMD.EXE の start は %PATH% を追いかけていたのかー(「start ‘which COMMANDNAME‘」とかやってたから気づかなかった)
    • NYAGOS 4.2.3_1 で解消

その他

  • go-bindata は非推奨のムードなので、使用をやめた

    • nyagos.d/ 以下を内蔵していたが、大して起動時間短縮に結び付いていなかった
  • UTF8 と ANSI (日本語環境ならSJIS)の混在は「 UTF8 として妥当ならUTF8、アウトなら ANSI」という安直な方法で案外OK

    • typeがタイニー文字コード変換コマンドに
  • その他の自作 UNIX 風コマンド(diskfree、diskused)を組み込み


2018年への抱負

> らいねん、かんがえる! <

つまり、続くと?

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