Elixir
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ElixirDay 15

初心者向けサイトElixir Schoolを日本語訳した

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Elixirの初心者向け日本語情報が少ない問題

英語圏ではElixirの本が既に何冊も出ていますし、初心者向けの情報や最新動向ブログ、カンファレンスや一部コアな方のYouTube動画やPhoenix本輪読会などもあって、結構ワイワイしている感じですね。

しかし、日本語ではまだまだという印象があります。特に、自分のようにそもそもErlangを使ったことがない人間向けのゆるめのコンテンツが不足しているように感じています。

こういう状況下では、例えば知り合いや後輩にElixirを勧める場合に、「公式サイトのIntroductionが充実してるから、それ(英語)読んどいてね」的なパワハラまがいの提案が日々どこかで行われているのではないかという懸念があります。

(もっとも、v1.0.0時代の公式サイトは有志の方が日本語訳を提供されているので、情報の鮮度を気にしなければ今でも有用なはずです。cf. http://elixir-ja.sena-net.works/ )


公式Introductionが結構な分量になってる問題

そもそも個人的な意見として、公式のIntroductionも結構な分量があるように思えています。全てをこなすのには、きっと数時間から人によっては数日を要するでしょう。

もう少し、ゆるめの学習コンテンツはないものか。

あります。

それがElixir Schoolです。


Elixir Schoolとは何か

https://github.com/doomspork/elixir-school

doomspork氏が個人で作成している、Elixir初学者用のWebサイトです。MITライセンスで公開されています。

公式サイトの情報から、最低限のエッセンスを抜き出して、十数回程度のレッスンとしてまとめたような内容となっています。現時点で、全体を通してもそれほどの分量ではないです。自分はちょうど1時間半くらいの打合せ移動中に、一通り読み終えることができました。

コンテンツはまだ鋭意製作中ですが、今週もまたいくつかのレッスンが追加される予定です。Githubにイシューを書けば、足りないコンテンツについても随時検討するようです。

英語版と日本語版があり、スペイン語版も現在準備中です。

また、コンテンツを(英語で)書けるElixirパワーユーザも絶賛募集中です。


日本語訳について

なるべく意味を落とさないように訳していますが、実質作業時間は2日くらいなので、原文側の同じ言い回しに対して、訳の揺れがあります。また、いくつか作者の多用する表現があって、それを日本語の文脈で訳すのに苦労したりしてました。あとは英語のままにすべきかカタカナにすべきか、日本語にすべきか悩んだりしました。(SupervisorとかBehaviorとか)

辞書については電子英英辞典を引くのが億劫で、もっぱらここに頼ってました。

色々と改善点や誤訳修正もあるかと思いますが、上記githubリポジトリまで、どしどしPRください。


まとめという名の感想

Elixir Schoolは公式Introductionの簡易版だと思っているので、時間がある方はきちんと公式サイトを読み込むのが良いかもしれません。

個人的にはPragProgから出ているProgramming Elixirはなかなか良いです。Programming Phoenixも開発者の哲学に触れられる良い本ですし、ともに早く翻訳版が出ると良いですね。

いずれにしても、Elixirの日本語界隈の情報が充実して、広く利用者が増えればいいなと願っています。

P.S.

当初はElixir Schoolとは全然関係なく、Jupyter+IElixirで好きなパッケージを利用する話でも書くか、または以下の記事を訳すことでお茶を濁そうと思ってました。v1.2.0で導入される新たなwithスペシャルフォームについてのブログ記事です。英語ですが、興味のある方はどうぞ。

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