この記事はシステムアイの2022年Advent Calendar 12日目です。
新卒のzer0Cyberです。
今回は最近プライベートで導入してよかったツールの話をしようと思います。
あと、今回紹介するツールは現在macOSのみで使用できますm(_ _)m
Raycastとは
Raycast is a blazingly fast, totally extendable launcher. It lets you complete tasks, calculate, share common links, and much more.
公式サイトから引用
Raycast は、非常に高速で、完全に拡張可能なランチャーです。タスクの実行、計算、共通リンクの共有など、さまざまなことが可能です。(訳)
MacでいうとSpotlightの上位互換と思ってもらえるといいかなって思います。
ちなみに公式サイトにはSpotlightや有名どころのAlfredや他のランチャーとの違いが書かれていて開発者もやっぱり意識してるんだな笑と思いました。
今はmacOS向けしかないですが、将来的にはWindows/Linuxにもくるかもしれないですね。
ちなみにAlfredも無料で使えますが、クリップボードやスニペットを使うにはWorkflowを購入する必要があります。
Raycastだと個人利用だと無料で使えるのが嬉しい点ですね。AlfredでWorkflowを使っている人はうまみを感じづらいかもしれないですね汗
ちなみにランチャーとは
特定のアプリケーションソフトをアイコンで一覧表示し、マウスのクリックのような簡単な操作で起動できるようにする機能のことである。もしくは、そのような機能を追加するソフトウェア
引用 ランチャーとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書
Windowsで言うとタスクバー、MacでいうとDockですかね。
やっておくと便利な設定
本当に最低限の設定だけ書きました。あとは使用者次第🔥
Raycast Settingsを開くと設定が開きます。
初回インストール時はメニューバーからOpen Raycastを押してウィンドウが出てくるのでそこで⌘,
で開くとわかりやすいかなって思います。
-
HotKeyの設定
Raycast起動時のショートカットですね。
後述しますが、Raycastは機能別にHotKeyを割り当てることもできます。
Spotlightから移行したユーザーは⌘ + space
がおすすめです。
JISキーボードユーザーだとちょっと押しづらいかなとも思うのでそこは好みなのかなって思います。 -
Window Modeの設定
Hotkeyを押してRaycastを起動した際に出るウィンドウの大きさを変更できます。
個人的には最初はDefaultで慣れたらCompactにするのがおすすめ。
諸々の設定が面倒な人は私のGitHubに設定ファイル置いているのでそちらから試すのもアリです。
ちゃんとimport / Exportがあるのでマシン移行の際も楽ですね。感謝。
ちなみにimport / ExportはRaycast SettingsのAdvancedタブからできます。
私がよく使っている機能
- クリップボード履歴
- スニペット
- System(画面ロックとかゴミ箱の削除とかをコマンド一発でやってくれる)
- スクリーンショットの検索
- 画面分割
私が使っていたツールは大体以下の通りですが、これを1つにまとめられるって考えたらすごいですよね。
機能名 | ツールの例 |
---|---|
クリップボード拡張 | Clipy, CopyLess2, Paste |
スニペット | 〃 |
System | SpotlightではできないのでAlfredかdefaultのショートカットを使う※ |
スクリーンショットの検索 | Finderから頑張るしかない? |
画面分割 | Magnet, Rectangle, Hammerspoon |
※sleepはショートカットなし、Apple純正キーボードならOption + Command + メディア取り出しキーor電源ボタンでできる
-
クリップボード履歴
クリップボード履歴を開くと画面はこんな感じなので結構見やすいかなって思います。
右上のプルダウンで画像のみ、テキストのみと絞り込みもできるのが嬉しいです。
ちなみにショートカットは⌘⇧V
にしてます。
履歴検索も上のType to filter entries...で入れるとすぐにヒットします。
しかも速度も結構早い。せっかく保存したクリップボード履歴ですが検索するときにストレスだったものが多かったのでこれはありがたいです。
設定はHotkeyからClipboard History
から飛べます。
保存期間が最長3ヶ月なのは好みが分かれそうですが、クリップボード履歴専用ツールではないので割り切って使う形になりそうですね。願わくば保存期間を延ばして欲しいところではあります。
-
スニペット
スニペットはHotkeyを押し、snippetと入力するとCreate Snippet
が出てくるのでそこで登録します(画像参照)。
よく使うものだとHotkeyも設定しておくと一発で入力できるので捗ります。
業務だと毎日入力する日報とかのフォーマット、PRを出す時のフォーマットとかがあると楽です。
太字とかリンクもできるので幅が広くて助かる。。 -
System
これはAlfredを使っていた人だとピンとくると思いますが、ゴミ箱を空にしたり、sleepをコマンド1つでできるものです。
設定方法はRaycast SettingsからExtensitonタブ→Systemのプルダウンを押すと設定ができます。
Lock Scrrenを例に出すとAliasのところにlockといれるとlockと入れるだけでLock Screenができます。 -
Screenshotの検索
これもHotkeyからscreenshotと入れるとsearch scrrenshot
があるのでそれを押すだけです。
プレビューが見れるだけでなく、⌘Kを押すことでクリップボードに貼り付け、クイックルックなど痒い所に手が届くかなって思います。
大体のExtensitonでは⌘Kを押すことでActionが選べるので気になったら押すことを勧めます。 -
画面分割
これもSystemと同じようにRaycast SettingsからExtensitonタブ→ Window Managementを押すとAlias, Hotkeyを設定することができます。個人的にはこれが他のアプリを使わずにRaycastで使えるのが嬉しいですね。私は右半分、左半分しか使っていないですが、あるのとないのでは大違いなのでこれだけでも設定するとだいぶ面倒なことが減ります。ここは正直めちゃくちゃ設定が多いのでAliasで叩く場合は使っていないものをEnableのチェックボックスで有効、無効の切り替えができるのでチェックを外すことを勧めます。
おすすめ拡張機能
ここまで5つもの機能を紹介してきましたが、Alfredを使っていた人からしてみればブックマークをランチャーから開きたいと言う声が聞こえそうです。
Raycastでは拡張機能を入れることでそれを実現できます。
これですね。
インストール後はRaycast SettingsからExtensitonタブ→ Search Browser Bookmarksを選ぶと右に開きたいブラウザとユーザーが複数ある場合はどのユーザーにするかを選べるのでこれだけで使えます。これは使用頻度高いのでHotkeyの設定するのがおすすめ。私は^⌥B
にしてます。
個人的には右に格納してあるフォルダ名まで出るのが嬉しい
今更ですがStore紹介
拡張機能はここで簡単に入れることができます。
パッと思いついたものは大体あった印象です。
期待していた拡張機能がなかった。。。
https://developers.raycast.com/basics/getting-started
作ればいいじゃん。。と言うことで
拡張機能はReact + TypeScriptで作れます(トライしてみたい🤔)
まとめ
ここまで駆け足で紹介してきましたが、これはRaycastのほんの一部です。
使用する人によって大化けする可能性を秘めているかと思うので、自分だけのランチャーにしてみてください〜
公式ドキュメント
Notion使ってるところが良き
https://raycastapp.notion.site/Raycast-Manual-d5c85a7694dc4e4088b8b93557ea6d2d