日頃、ローカル環境では、愛用している Kobito ですが、記事を投稿するのは初めてです。
Kobito はプログラムの仕様や、システムの設計を書くのに重宝しています。コーディングを進めながらドキュメントを補完することも多く、仕事を家に持ち帰った時に、Kobito に書いた記事を別の Mac でも再現できたらと思い、バージョン管理システムと Kobito のファイル連携機能を利用して、複数環境で記事を共有する Ruby スクリプトを書きました。
Github に公開しましたので、使ってみてください。
https://github.com/zeneffect/quna
使い方
使い方を簡単に説明します。詳しくは Github の Readme をご覧ください。
Quna の構成
/quna
/data # デフォルトの記事保存ディレクトリ。
/private # 読み込んだファイルのパスのリストを格納。初回実行時に作られます。
.gitignore
config.yml.default # 設定ファイルのひな形
LICENSE
quna.rb # スクリプト本体
README.md
保存ディレクトリの作成
まず、複数の環境で共有したい記事を保管するディレクトリを git などのバージョン管理システムの配下に作ります。
mkdir /Users/you/kobito/articles
設定ファイルの作成
Quna の設定ファイルを有効化して、保存ディレクトリを指定します。
cd quna
cp config.yml.default config.yml
config:
- data_dir: !str data
+ data_dir: !str /Users/you/kobito/articles
新しい記事の作成
new 引数で新しい記事が作れます。
ruby quna.rb new article-title
記事の共有
他の環境で追加した記事を pull した後で Quna を起動すれば、Kobito にその記事を追加してくれます。
git pull origin master
ruby ~/path/to/quna.rb
エイリアスを作ればもっと便利です。
echo -e "\nalias quna='ruby ~/path/to/quna.rb'" >> ~/.bash_profile
quna new article-title