災害現場での移動は、クライシスマッピングを実行する上で重要なファクターです。
災害現場での空撮といえど、飛行する上での基本ルールは、航空法などの法規に従って撮影を行うことは、当たり前であり、そのような混乱している現場でこそ、自己完結によるルールの遵守は、災害地での作業者モラルをDroneBird隊員は模範となってほしいと思います。
岡山県の真備町での災害が起こった際に、現地対策本部の小学校に到着し、作業を開始しました。
「あれ!道路脇はドロで、駐車できない...仮に駐車したが最後抜け出せないかも...」
これでは、充電しながら、撮影も思うようにできないという経験したわけです。
災害地の移動手段で気をつけたいこと4つ
ー渋滞している
ガソリンを使わない移動ならベター
ー被災者の邪魔をしない
駐車車両が邪魔にならないか、そもそも駐車しなくてもいい手段とは
ー移動がそこそこ早い
時速20km前後での移動が出来ます。
ー撮影機材は最小限に
充電機材が搭載できればベスト
充電拠点へ車移動または、災害対策本部にて充電
そこから自転車で撮影スポットへがベストであろうと思います。
そんな理由で、健康管理もそうですが、日頃から自転車で830mの六甲山(自転車で可能な最高高度)へ登ってトレーニングしているわけです。
グラベルとは「砂利道」という意味で、マウンテンバイクのタイヤですが、ロードバイクみたいに軽快に走れる。
「じゃ、マウンテンバイクでいいじゃん」
と思うでしょうが、なるべく車体重量も軽いほうが、災害地の状況をみて、持って運ぶことや、タイヤを外すなんてこともやりやすいほうがいいのです。
写真は、Ritewayという会社のSonoma Adventureというグラベルロードバイクです。
最近のロードバイクは多段速で、良いものは前2後ろ11段の計22段変速などがあります。
グラベルロードバイクに関しては、ドロや土を走ることからすると多段速になるとメンテナスが行いづらくなるので実用的ではありません。
そんなわけで、コンポーネント(段変速)は後ろ8枚がいいので、クラリスあたりで十分です。
ブレーキは機械式でもいいので、ディスクブレーキがおすすめ。
私のオススメの災害対策用の10万円前後のグラベルロードバイクは以下のとおりです。
ーFuji 20' FETHER CX (2x8s)
https://www.fujibikes.jp/2020/products/feather_cx/
ーJamis Renegade Exile
http://www.jamis-japan.com/renegadeseries.html
ーFelt Broam60
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/broam60_8081-2/
ーRiteway Sonoma Adventure
https://www.riteway-jp.com/bicycle/riteway/sonoma-adventure
ーDcathlon Triban
https://www.decathlon.co.jp/collections/road-bikes/products/triban-rc-520-cycle-touring-road-bike-cn?
なんかがオススメです。
自転車で200kmの移動は、慣れてないと難しいですが、被災地の近くまで行き、そこから自転車で移動でも渋滞が途中で会った場合に、近くのコインパーキングに駐車して諦めることも重要です。
パンクの修理やその他自己完結に必要な知識もあると、さらに災害に強い隊員となれるでしょう。