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pandasについて

Last updated at Posted at 2019-01-14

(概要)
pandasは、Rのデータフレームのようなものを
python上で、動かすライブラリ。

(詳細)
Rの場合、さらに進化しているので
それに比べると、pandasは
少し洗練されていない感がある。

例えば、下記等。
(1)dplyrライブラリの様には、メソッドチェーンを実行できないこと。
(2)関数型言語で言う所の、flatmapが無く、追加要望のプルリクエストは否決されている。
  (なんとなく、この部分は作成者の後進性にも見える。)

しかしながら、pythonの前処理では
現状デファクトスタンダードであるので
無視することはできない。

より良いライブラリが登場するまでは
工夫して使用していくしかない。

また、pythonでは、daskという並列処理に得化した
データフレームのライブラリがある。
使用できるapiが少なくなるので
そのままポーティングできる訳ではないが
チューニング時の逃げ道にはなる。

以下、工夫した点について書いていく。

(工夫点)
(1)欠損値について
 数値で、欠損値が出た場合に、「nampy.nan」が当てられてしまう欠点がある。
 「日にち」や「実行回数」など、浮動小数点数では本質的に表せない数値があり
 後続の処理によっては、「nampy.nan」は不都合である。
 まずいことに、「nampy.nan」が当てられると、その列の他の有効値が整数でも
 すべて、floatに変換されてしまう。
 (例えば、「5」→「5.0」となるが、これが後続処理で、繰り返し5回の意味だとすると、ループ構文でエラーとなる。)
 
 この欠損値が発生するパターンは、2通りある。
 ・入力レコードリストに、元々欠損値がある場合。
 ・margeで外部結合した場合に、マスターに結合キーに当たるレコードが存在しない場合。

 欠損値は、デフォルト値で埋める等するが
 この場合の回避策として考えられることを以下に上げる

  (a)pythonの言語機能で処理する
   速度を落とさないように、pythonの内包表記などを使用して
   前処理の前処理を作成する。

   その場合に辞書を使用すると、外部結合相当の処理の
   1レコード分の結合の計算量はO(1)となる。
   つまり、ハッシュ計算だけで直接アドレスから値取得可能となる。
   逐次処理となるが、daskを使用した場合と遜色ない速度がでると予想される。
   (実験で確かめるべきだが、次の課題とする。)

  (b)作業用の列を作成し、あくまでもpandasで処理する。
   (あ)すべてのキーを作成して、それから作業用データフレームを作る
   (い)作業用データフレームで、デフォルト値を対象列にセットする
   (う)作業用データフレームを駆動表として、入力値のデータフレームを結合する
   (え)入力値のデータフレームの値がある列値のみ、対象列にコピーする

 上記(b)の方法は、少し難しい点がある。
 上記(b)の方法は、少し煩雑であることがネックである。

 人によっては、「floatに変換されてしまう」問題自体に対し
 腹落ちするまでの理解が、中々得られないこともある。
 (データサイエンスを志向する人たちの、集団で問題提起しても
 大部分の人は、何が問題なの ? というふうである。
 まあ、本処理が統計処理ならば問題にならないので
 そう思ってしまうのも無理はないですが。)

 あまりレベルが高くない人の場合
 実装者中途半端な理解で実装してしまい
 (b)の実装法は面倒くさい、あるいは汚い実装に思えてしまい。
 注意指摘したとしても、ノーガードで
 margeをしてしまう実装に改悪してしまいう
 誘惑があるようです。
 (人は、分からないものは、見えないものと考え
 見えないものは、存在しないものと考え
 結果無視することが多々あります。)

 ノーガードの実装は、後続処理が
 整数を求めているならばバグ実装なので
 間違いであるが、事は簡単ではない。
 他人の視野の狭さを矯正するのは
 中々難しいので、自分を変えるしか
 方法はないと思われます。

 (結論)
 上記理由で、(a)の前処理中の前処理を実装するのが得策と見える。

 (おわり)

 (実装例を挟みながら、レポートを書いたほうが良いが
 今回 も、時間がないので省略する。追記するかもしれない。)

 ところで、黒川先生訳本が出版される予定。
 https://www.amazon.co.jp/dp/425412242X

 黒川先生だから、よさげに見える。

 下記のような本も出るみたい。
 原題が「Pandas for Everyone」だから
 直訳すると、「みんなのPandas」になるけど
 https://www.amazon.co.jp/Pythonデータ分析/機械学習のための基本コーディング!-pandasライブラリ活用入門-impress-top-gear/dp/4295005657/ref=sr_1_5?s=books&ie=UTF8&qid=1546782535&sr=1-5&keywords=pandas

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