前回の投稿につきましても早速多くの方々に読んでいただいたようで大変ありがとうございます。今回は趣向を変えて、この世界に入っていろいろ読んできた本の中で個人的に役立っている本を紹介したいと思います。別の見方で言うと人に薦めたい本と言えます。
1.「~はなぜ~のか?」シリーズ
「ネットワークはなぜつながるのか」とか「Javaでなぜつくるのか」等ありますが、そのうち、私が読んだのは以下の2つです。
- 矢沢久雄著/日経ソフトウェア監修『コンピュータはなぜ動くのか~知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識~』 日経BP社
- 矢沢久雄著/日経ソフトウェア監修『プログラムはなぜ動くのか~知っておきたいプログラムの基礎知識~』 日経BP社
前者は、この業界に入りたての方への入門書として、後者はプログラムの動き、CPU、メモリ等の解説書として役立つと思います。このシリーズは今世紀初めに出た本で、中には第2版が出ているものもあります。これらの本のキャッチコピーは「10年後も通用する”基本”を身につけよう」です。最新技術・製品が次から次に出るこの業界にあって、普遍的なスキルを身につけることは非常に重要なことです。この助けになってくれるのが、これら「~はなぜ動くのか?」シリーズ本だと思います。私にとってはたびたび読み返す「原点」のようなものです。
#2. LPICテキスト
LPICとは、Linuxの技術者認定資格のことです。Level1からLevel3まであります。参考書を以下に掲載します。ここで紹介するのはあくまで一部のため、他の参考書はWebサイト等から確認くださればと思います。後述のとおり、LPICは実務直結の資格であり参考書は実務用としても使えます。
● 中島能和著/濱野賢一朗監修『Linux教科書 LPICレベル1』 翔泳社
● 中島能和著/濱野賢一朗監修『Linux教科書 LPICレベル2』 翔泳社
● 中島能和著/濱野賢一朗著/高橋基信著『Linux教科書 LPICレベル3』 翔泳社
これらテキストは資格試験の勉強用として使いましたが、受験後も実機を触る機会が多いので、特にLevel1とLevel2のテキストは今でも役立っています。前者はOSのコマンドを確認する際に使っています。(Windowsを除く)OSによって若干作法は異なるものの、どのOS製品でも活用できるため重宝しています。後者はファイルシステムの仕組みや、SSHの設定、ネットワーク関連の設定等々を確認する際に使っています。こちらも前者と同様に汎用的に活用できるため勉強していて良かったなと改めて思います。
3.余談
本当はもっといろいろ紹介したかったのですが、今回掲載できなかった本については機会を改めてご紹介できればと思います。